エイチーム、『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』のKPIは改善 新マップ「ミッドガル[市街地]」追加やクラッシュ対策が奏功
エイチーム<3662>は、第3四半期のオンライン決算説明会で、スクウェア・エニックスとの協業タイトル『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』の運営状況について、6月に実施した新マップ「ミッドガル[市街地]」を追加するシーズン3の大型アップデートを6月に実施したことが奏功し、KPI(重要業績評価指標)が向上していることを明らかにした。
取締役エンターテインメント事業本部長の中内 之公氏によると、具体的にはリリース当初からクラッシュの現象が起きていたが、 それを軽減することで、継続率が伸びているという。また、シーズン3から複数のアイテムを入手したときに、よりメリットがあるような仕様を入れたことで顧客単価も向上しているとのこと。
来期2023年7月期の取り組みについては、投資をしている状況にあるとし、KPIの向上と、コストバランスを改善することで収益化を目指していく考えを示した。氏によると、運用中の複数のロングランタイトルは、全てにおいて黒字が出ている状況だそうで、本作もその仲間入りをさせたいところだろう。
なお、新作パイプラインで紹介したが、開発が順調に進捗しているという新しいNFTのゲームタイトルや、マルチデバイスタイトルの導入で、利益を乗せていきたいと考えているとした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662