【決算レポート】ワンダープラネット、第3四半期は既存減収と新作「アリフィ」先行費用で赤字転落 新作配信と主力タイトルの周年効果で通期計画達成目指す

木村英彦 編集長
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ワンダープラネット<4199>の2022年8月期 第3四半期(22年3月~22年5月)の決算を発表し、売上高7億3100万円(前年同期比17.0%減)、営業損失2億4300万円(前年同期は8000万円の利益)、経常損失2億4300万円(同8100万円の利益)、最終損失1億6900万円(同5400万円の利益)と減収・赤字転落となった。

・売上高:7億3100万円(同17.0%減)
・営業損失:2億4300万円(同8000万円の利益)
・経常損失:2億4300万円(同8100万円の利益)
・最終損失:1億6900万円(同5400万円の利益)

 

売上については、「クラッシュフィーバー(クラフィ、全地域)」と、2020年9月に新規リリースした「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ(このファン)」繁体字版の減収幅が大きったことに加えて、「ジャンプチ ヒーローズ(ジャンプチ、全地域)」は前年に実施した大型プロモーションの反動があった。

 

また、利益面では、減収が影響したほか、新作タイトル「アリスフィクション(アリフィ)」の開発費と、リリース前のプロモーション費用が増加したことが響いて、損失計上になったという。またコンシューマゲーム系の開発会社と共同で進めている新作スマホゲームの同社負担分の増加などもあったそうだ。

 

なお、新作タイトルについては、開発費の資産計上を行わず、費用に計上している。このため、新作タイトルのリリースが近づくと、一時的に費用が大きくなる傾向になるものの、その反面、リリース後に減価償却費の負担や、減損損失を計上するリスクがないといったメリットも存在する。

 
■2022年8月通期の見通し

続く2022年8月通期の業績については、売上高42億円~48億円(同17.1%増~33.8%増)、営業利益2億円の損失~2億円(同2億6000万円の利益)、経常利益2億円の損失~2億円(同2億6100万円の利益)、最終利益1億3000万円の損失~1億3000万円(同8億2500万円の利益)を見込む。

・売上高42億円~48億円(同17.1%増~33.8%増)
・営業利益:2億円の損失~2億円(同2億6000万円の利益)
・経常利益:2億円の損失~2億円(同2億6100万円の利益)
・最終利益:1億3000万円の損失~1億3000万円(同8億2500万円の利益)

 

なお、第4四半期において、新規タイトル「アリフィ」の全世界同時リリースを予定しており、売上高およびリリース時のプロモーション強化を見込んでいる。こちらが業績予想達成のカギを握る。

そのほか、「クラフィ」日本語版については6月にコラボ、7月から7周年イベントを実施することで増収増益を想定している。同様に「ジャンプチ」繁体字版も3周年イベントで増収増益を想定する。「クラフィ」海外版は増益を想定するなど、全体としては第3四半期よりも改善する見通しだ。

 

ワンダープラネット株式会社
http://wonderpla.net/

会社情報

会社名
ワンダープラネット株式会社
設立
2012年9月
代表者
代表取締役社長CEO 常川 友樹
決算期
8月
直近業績
売上高34億3400万円、営業利益3億1200万円、経常利益3億1200万円、最終利益2億2400万円(2020年8月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4199
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