ブロッコリー、23年2月通期の営業益を5億円から1億円に下方修正 大幅減益だった中間決算を踏まえて厳しく見直し 次期中計に向けた構造改革も

ブロッコリー<2706>は、本日10月14日、2023年2月通期の連結業績予想の下方修正を行い、売上高58億円(前回予想63億円)、営業利益1億円(同5億円)、経常利益1億3000万円(同5億3000万円)、最終利益6000万円(同3億6000万円)、EPS6.86円(同41.16円)とした。

・売上高:58億円(前回予想63億円)
・営業利益:1億円(同5億円)
・経常利益:1億3000万円(同5億3000万円)
・最終利益:6000万円(同3億6000万円)
・EPS:6.86円(同41.16円)

従来予想からの修正率は、売上高7.9%減、営業利益80.0%減、経常利益75.4%減、最終利益83.3%減となっている。

・売上高:7.9%減
・営業利益:80.0%減
・経常利益:75.4%減
・最終利益:83.3%減

 

同社では、2024年2月期を初年度とした中期計画を策定中であり、市場の変化に向けた事業構造改革を推進しているという。この一環として、開発中のゲームの仕様一部見直しを行ったことから減損損失4000万円を計上した。また、新型コロナ第7波の影響も受けた物販イベント分の余剰在庫について簿価切り下げ1億円も行った。

さらに第2四半期の業績を踏まえて2023年年2月期通期の業績予想を厳しく見直した結果、売上高、営業利益、経常利益、最終利益が前回予想から変動する見通しとなり、業績予想の数値を修正することとした、としている。

同社では、「うたの☆プリンスさまっ♪」関連コンテンツにおいて、さらなるデジタルコンテンツ化、3D ライブ化を推進し、自社カードゲームにおいては、オンライン対戦化等、進化するデジタル市場/バーチャル市場への取り組みを進めていく。

その一方、グッズについては、アニメ・ゲームだけでなく、幅広いアーティストのライブ・イベント活動などにも対象範囲を拡大し、アーティスト及びファンに喜んでもらえるファングッズやライブ物販の拡大を進めていく。他社ライセンスグッズの展開拡大となる。

また、ティズクリエイションとの新規ゲームブランド「LicoBiTs(リコビッツ)」発足を発表したが、気鋭のクリエイター集団と完全新作の乙女ゲームを共同で制作する(関連記事)。

株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 鈴木 恵喜
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
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