サイバーステップ、第1四半期決算は販促費抑制で収益回復図るも「トレバ」売上半減、営業損失2.8億円と赤字継続 構造改革による収益改善は今後も継続【追記】
サイバーステップ<3810>は、本日(10月17日)、2023年5月期 第1四半期(22年6月~22年8月)の連結決算を発表し、売上高11億3200万円(前年同期比51.5%減)、営業損失2億8800万円(前年同期は3億5700万円)、経常損失2億8100万円(同3億7400万円)、最終損失3億0800万円(同3億8700万円)だった。
広告宣伝費や販促費など費用の抑制で利益回復を図ったものの、「オンラインクレーンゲーム・トレバ」が大幅な減収となったこともあり、収益回復にはつながらなかったようだ。
・売上高:11億3200万円(同51.5%減)
・営業損失:2億8800万円(同3億5700万円)
・経常損失:2億8100万円(同3億7400万円)
・最終損失:3億0800万円(同3億8700万円)
「オンラインクレーンゲーム・トレバ」(「トレバ」)では、継続率向上を主軸として、国内外向けの定期的なキャンペーンを積極的に実施しつつ、サービスの付加価値を高めて新たな顧客層の開拓を進め、システム面では継続して操作性の向上を目的としたアップデートに努めた。継続的な販促活動は進めていたが、コスト削減による収益性の回復に注力した結果、販促活動の縮小に伴って売上高は減少した。
コスト面では、「トレバ」と新規事業における国内外向けプロモーション費用を抑えた形となった。また、前の期より固定費の大幅な削減を実施したものの想定より利益の回復に至らなかったことを受け、引き続き継続的な事業構造の見直しによる収益の改善に向けて取り組みを進めていく、としている。
なお、2023年5月期の業績予想は引き続き未定とした。その理由として、現段階で合理的な業績予想の算定が困難であるため、とした。
【追記】
四半期業績推移は以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810