任天堂、23年3月通期の経常益を4800億円から5600億円に上方修正　為替の円安や上期の生産・販売動向を踏まえて　中間・期末配当も発表

任天堂<7974>は、本日(11月8日)、2023年3月期の連結業績予想の修正を行い、売上高1兆6500億円(前回予想1兆6000億円)、営業利益5000億円(同5000億円)、経常利益5600億円(同4800億円)、最終利益4000億円(同3400億円)、EPS343.28円(同289.80円)とした。

・売上高:1兆6500億円(前回予想1兆6000億円)
・営業利益:5000億円(同5000億円)
・経常利益:5600億円(同4800億円)
・最終利益:4000億円(同3400億円)
・EPS:343.28円(同289.80円)

従来予想からの修正率は、売上高3.1%増、営業利益は変わらず、経常利益16.6%増、最終利益17.6%増となっている。

・売上高:3.1%増
・営業利益:変わらず
・経常利益:16.6%増
・最終利益:17.6%増

 同社では、9月中間期の生産と販売の実績や今後の見通しを踏まえ、通期の販売予想を見直し、併せて為替の前提レートも見直したため、としている。Nintendo Switchハードウェアの販売台数を2100万台から1900万台に引き下げた。また為替の前提レートは、1USドル115円から135円に、1ユーロ125円から135円に変更したとのこと。

同時に未定としていた中間配当を1株あたり630円、期末配当を109円に決定した。中間配当に比べて期末配当が低く見えるが、これは10月1日付で1対10株の株式分割を行ったため。中間配当については分割前の金額となっている。