オルトプラス、NHN JAPANが子会社NHNテコラスに保有株式を売却　資本業務提携先が異動　新しい協業内容や可能性を検討

オルトプラス<3672>は、この日(12月16日)、資本業務提携を行っているNHN JAPANが12月16日付で保有する同社株式111万1100株(発行済株式総数の6.39％に相当)をその完全子会社である NHNテコラスに売却したことを明らかにした。これに伴い、NHNテコラスとは協業実績を持っているが、今後、新しい協業内容や可能性を検討していく予定だ。

同社は、当初、NHN JAPANとNHNテコラスを含む NHN グループ各社との間で、同社におけるゲーム開発と運営に必要なサーバーなどのインフラの整備構築及び集約により、安定した開発運営体制を確保の上そのコストを最適化してきた。

また、資本業務提携以前よりゲーム開発運営に係るサーバーやネットワーク構築で協業実績のあったNHNテコラスとの間ではより緊密かつ幅広く各種協議検討を重ね、「ゲーム運営コスト最適化サービス」を開始するなど各種シナジーの創出を精力的に推進してきた。

こうした中、業界的にも開発運営環境のクラウド活用が進展し、クラウド上における不正アクセスや情報漏えいなど、サイバーセキュリテイへの対策の必要性が高まりを見せている。

それに加え、同社としてもブロックチェーンも取り扱うようになったことから、コスト最適化だけでなく、セキュリティ全般の強化と、開発運営からサービス全体に渡る全環境の更なる安定化が新たに求められる状況となったという。

主要クラウドのマネージドサービスプロバイダーであるNHNテコラスの知見を活用し、セキュリティモニタリングによる情報漏えいや不正アクセスの防止、アプリへのチート・不正行為を対策する「NHN AppGuard」を利用したエンドユーザーのゲーム体験の向上など、新たな協業の検討を進める。