セガサミー、第3四半期決算は売上15%増の2719億円、経常20%増の401億円と増収増益 『甲鉄城のカバネリ』や『幼女戦記』パチスロ好調 エンタメも2ケタ増収増益

 

セガサミーホールディングス<6460>は、本日(2月9日)、2023年3月期 第3四半期累計(22年4月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高2719億7900万円(前年同期比14.9%増)、営業利益382億2200万円(同17.0%増)、経常利益401億3800万円(同20.2%増)、最終利益328億4600万円(同11.5%増)だった。

・売上高:2719億7900万円(同14.9%増)
・営業利益:382億2200万円(同17.0%増)
・経常利益:401億3800万円(同20.2%増)
・最終利益:328億4600万円(同11.5%増)

『パチスロ甲鉄城のカバネリ』や『パチスロ幼女戦記』が好調だった遊技機事業が業績拡大をけん引した。ゲームを中心とするエンタテインメントコンテンツ事業も増収増益で収益を押し上げた。

 

《エンタテインメントコンテンツ事業》

売上高は2104億5100万円(同18.3%増)、経常利益は415億8100万円(同12.8%増)となった。

コンシューマ分野では、フルゲームにおいて、新作タイトルとして『ソニックフロンティア』、『ペルソナ5ザ・ロイヤル』リマスター版、『Football Manager2023』等を販売し、販売本数は2075万本(前年同期は2197万本の販売)となった。『ソニックフロンティア』については2022年12月末時点で世界販売本数が290万本を突破し、順調な滑り出しとなった。一方、リピートタイトルは軟調に推移した。

F2Pにおいては、既存タイトル『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』が引き続き好調に推移した。アミューズメント機器分野では、UFOキャッチャーシリーズやプライズ等を中心に販売した。

映像・玩具分野では、映像において、映像制作や配信に伴う収入等を計上し、玩具において、『カードできせかえ! すみっコぐらしPhone』等の新製品や定番製品を販売した。

 

《遊技機事業》

売上高は521億9400万円(同0.7%増)、経常利益は73億5900万円(同22.1%増)となった。

パチスロ機では、『パチスロ甲鉄城のカバネリ』や『パチスロ幼女戦記』等の6.5号機が好調に推移し、6万3000台の販売(前年同期は4万8000台の販売)となった。特に2022年7月に発売した『パチスロ甲鉄城のカバネリ』については高水準の稼働を維持しており、引き続き追加販売を実施している。パチンコ機では、『P七つの大罪2』等の販売を行い、4万8000台の販売(前年同期は6万4000台の販売)となった。

 

《リゾート事業》

売上高は87億0300万円(同30.2%増)、経常損失は28億0600万円(前年同期は経常損失46億4500万円)となった。

リゾート事業では、『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、政府や独自の観光需要喚起策が寄与し、第3四半期累計の施設利用者数が新型コロナウイルス感染症拡大前の2020年3月期第3四半期累計を上回る等、個人客を中心に需要の高さが見られた。

海外では、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(同社持分法適用関連会社)が運営する『パラダイスシティ』において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各国の渡航制限の影響等により、2022年1月~9月のドロップ額(チップ購入額)が新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年1月~9月と比較して26.3%、カジノ来場者数は31.8%となる等、引き続き低調に推移した。

一方で、日本人VIP客によるドロップ額については、2022年6月以降渡航制限の一部緩和に伴い回復が見られ、10月以降については新型コロナウイルス感染症拡大前を超える水準で推移している。
※PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.は12月決算のため3ヶ月遅れで計上

 

■2023年3月期の業績見通し

2023年3月期の業績は、売上高3815億円(前期比18.9%増)、営業利益450億円(同40.4%増)、経常利益460億円(同38.0%増)、最終利益315億円(同14.9%減)、EPS142.66円を見込む。すでに報じたように業績予想の上方修正を行った(関連記事)。

・売上高:3815億円(同18.9%増)
・営業利益:450億円(同40.4%増)
・経常利益:460億円(同38.0%増)
・最終利益:315億円(同14.9%減)
・EPS:142.66円

計画に対する進捗率は、売上高71.3%、営業利益84.9%、経常利益87.3%、最終利益104.3%となっている。

・売上高:71.3%
・営業利益:84.9%
・経常利益:87.3%
・最終利益:104.3%

セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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