エクストリーム、第3四半期(4~12月)決算は売上高18%増、営業益54%増に デジタル人材事業が業績をけん引 通期予想を上方修正

  • エクストリーム<6033>は、2月13日、2023年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、旺盛な顧客需要に⽀えられてデジタル⼈材事業の好調な推移が続いているほか、2022年11月に子会社化したエス・エー・エスが受託開発事業の収益を押し上げたこともあり、2ケタ超の大幅な増収増益を達成した。

    売上高63億4300万円(前年同期比18.5%増)
    営業利益6億5300万円(同54.7%増)
    経常利益7億7500万円(同55.7%増)
    最終利益5億5700万円(同91.7%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタル人材事業 売上高39億9900万円(前年同期比13.2%増)、セグメント利益6億9200万円(同18.6%増)
    企業のDX推進などによる技術ソリューションに対する旺盛な需要を背景に、新規・既存案件とも受注が好調に推移した。なお、稼働プロジェクト数は6,007(前年同期稼働プロジェクト数は5,272)となった。

    ②受託開発事業 売上高23億3200万円(同21.8%増)、セグメント利益2億円(前年同期2900万円の赤字)
    EXTREME VIETNAMにおいて、稼働率が順調に回復するとともに、そのほかの子会社(エクスラボ・EPARKテクノロジーズ)および親会社における受託開発プロジェクトについても順調に推移した。エス・エー・エスおよびその子会社も、一定の売上高に貢献した。

    ③コンテンツプロパティ事業 売上高3億6500万円(同4.6%減)、セグメント利益2億8400万円(前年同四半期比15.1%減)
    同社がライセンス許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』の運営により、ライセンス許諾先である香港紫龍互娯有限公司および上海紫舜信息技術有限公司を通じてゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生した。また、2022年6月に子会社化したDragami Gamesのゲーム販売などの収益が加わった。

    ■通期業績見通しを上方修正
    2023年3月期通期の連結業績見通しは、上方修正を発表しており、以下のとおり。

    デジタル人材事業において企業のDX推進などによる技術ソリューションに対する旺盛な需要を背景に、新規・既存案件とも受注が好調に推移していることと、受託開発事業においてデジタル人材事業と同様に企業のDX推進などによる技術ソリューションに対する旺盛な需要により、受注が好調に推移していることに加え、2022年11月より子会社化したエス・エー・エスの業績の取り込みが加わったことなどが予想の上方修正につながっている。

    売上高77億円→87億円(増減率13.0%増、前期比20.3%増)
    営業利益6億円→9億1500万円(同52.5%増、同54.5%増)
    経常利益6億6000万円→10億円(同51.5%増、同40.0%増)
    最終利益4億4000万円→7億円(同59.1%増、同54.6%増)

株式会社エクストリーム
https://www.e-xtreme.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エクストリーム
設立
2005年5月
代表者
代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
決算期
3月
直近業績
売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
6033
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