【決算レポート】イマジニア、第3四半期(10~12月)は売上高38%増、営業益78%増に 『Fit Boxing 北斗の拳』の国内版など新作が収益を押し上げる

柴田正之 編集部記者
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イマジニア<4644>の2023年3月期の第3四半期(10~12月)の連結決算は、12月22日より発売開始した人気漫画「北斗の拳」とのコラボレーションタイトル『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』の国内版の売上寄与などもあり、前年同期比でも前四半期比でも大幅な増収・増益を達成した。

売上高22億9700万円(前年同期比38.7%増)
営業利益5億100万円(同78.9%増)
経常利益3億8700万円(同22.9%増)
最終利益2億8300万円(同38.0%増)

『Fit Boxing 北斗の拳』は「北斗の拳」の主人公であるケンシロウやその宿敵たちが “師匠 インストラクター”となってプレイヤーへの指導や鼓舞を行うことがセールスポイントの1つになっている。なお、北米・欧州版の配信開始日は3月2日の予定となっており、次の第4四半期期間(1~3月)の業績への寄与が期待される。

なお、12月8日より、 Nintendo Switchソフト「漢検スマート対策」「英検スマート対策」「早押し!漢字スタジアム」の販売を開始しているほか、Nintendo Switchソフト「みんなのカーリング」を英語およびカナディアンフレンチにローカライズした海外版タイトル「 LET‘S PLAY CURLING!!」も10月5日より発売開始しており、この第3四半期はパッケージゲームの新作が収益を押し上げた格好だ。

スマートフォンゲームについては、12月15日に『すみすみパーティー ころころパズル』の配信を開始した。本作はすみっコぐらしやリラックマ、たれぱんだなど、歴代のサンエックスキャラクターたちが可愛くデフォルメされたすみすみとなって登場するパズルゲーム『すみすみ』シリーズの最新作となっている。なお、本作の開発は同社の連結子会社SoWhatが担当している。

また、12月26日には、スマートフォンゲーム『コリラックマのねじ巻きレンジャー とびだせおもちゃの箱』を発表し、事前登録の受付を開始した。本作はコリラックマが持っているねじ巻きおもちゃを使って次々と攻めてくるキイロイトリぐんだんから拠点を守るタワーディフェンスゲームで、2月21日より配信開始となっている。

なお、2023年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおりとなっている。

売上高73億円(前期比15.3%増)
営業利益7億5000万円(同36.3%減)
経常利益10億円(同25.2%減)
最終利益6億7000万円(同24.8%減)

イマジニア株式会社
https://www.imagineer.co.jp/

会社情報

会社名
イマジニア株式会社
設立
1986年1月
代表者
代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
決算期
3月
直近業績
売上高66億4000万円、営業利益5億9600万円、経常利益9億3200万円、最終利益6億1000万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4644
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