『ヘブンバーンズレッド』初年度の国内収益は2億ドル(273億円)を突破 収益成長量も大差の首位、WFSのけん引役 Sensor Towerレポート

Sensor Tower(センサータワー)は、『ヘブンバーンズレッド(以下、ヘブバン)』(WFS)の日本における2022年2月~2023年1月の収益について2億ドル(273億2300万円)を突破したとするレポートを公開した。原案・メインシナリオおよび音楽プロデュースを麻枝准氏が手掛けることでも話題となり、リリース直後から好スタートを切った本作は、同期間の日本における収益成長量をみると、2位以下に大きな差をつけてトップとなっているという。

 

『ヘブバン』が、2023年2月10日に日本で1周年を迎えたが、これに先立ち、2月5日にリアルイベント『1st Anniversary Party!』を開催、YouTubeでもライブ配信した。このイベント内で1周年記念のアップデート情報が発表したこともあって、当日は大きな盛り上がりを見せ、Twitterトレンドで「#ヘブバン1周年」がトップになるシーンもあった。

さらに2月10日から、1周年記念の各種キャンペーンがスタートした。Sensor Towerのデータによると、1周年記念キャンペーン開始に合わせて日本におけるApp Storeのトップ収益ランキングで急上昇し、前日の2023年2月9日の45位から1位となっている。

 

レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、こうした一連の記念イベント実施の結果について収益の向上も確認できるとコメントした。Sensor Towerのデータによると、2023年2月1日~2月20日の日本におけるスクワッドRPGの収益では、『ヘブンバーンズレッド』が1位となっているそうだ。2位は『勝利の女神:NIKKE』、3位は『ウマ娘 プリティーダービー』と続く。

続けてTsuji氏は、『ヘブバン』がパブリッシャーであるWFSの収益を大きくけん引しているとした。『ヘブバン』以前の2021年2月~2022年1月の日本におけるWFSのモバイルゲーム別収益シェアを見ると、1位は『アナザーエデン 時空を超える猫』で72%、2位は『ダンまち~メモリア・フレーゼ~』で24%だった。

『ヘブバン』リリース後の2022年2月~2023年1月をみると、1位が『ヘブバン』で85%、2位が『アナザーエデン 時空を超える猫』で10%、3位が『ダンまち~メモリア・フレーゼ~』で3%と様変わりした。この1年で同作がWFSのモバイルゲーム収益の柱に急成長していると指摘した。

 

なお、レポートの詳細は下記リンクを確認してほしい。

日本での累計収益が2億ドル突破のヘブバン、Angel Beats!コラボや1周年記念キャンペーンで2023年2月も好調