gumi<3903>は、この日(6月9日)、新しい中期経営計画を発表し、最終年度となる2026年4月期には営業利益80~100億円を目指す。今期24年4月期は30~40億円、25年4月期は40~60億円を計画しているという。本日発表した23年4月期の営業利益4億4700万円との比較で、最終年度には17.9~22.4倍を目指す野心的な計画となっている。
まず、主力のモバイルオンラインゲームでは、24年4月期に営業利益を20億円、26年4月期には50億円規模を目指していく。 モバイルオンラインゲーム市場は、市場の成長一巡に加え、開発費や運用費の高騰で参入障壁が上昇しており、抱負なゲームジャンルでのヒット実績やコンテンツプロバイダーとの連携、海外展開のノウハウなど強みを活かして残存者利益を狙う。
他社からのゲーム開発受託などにも取り組みつつ、他社との協業を行うことでリスク分散する。リリースタイトルは、主にIPタイトルで、年間2~3本程度をリリースし、収益を積み上げていく考えだ。
ブロックチェーン事業は、金融領域・アセットマネジメントで24年4月期は2~3億円の営業利益を稼ぎ、26年4月期には10~20億円を目指す。安定収益を創出しているノード事業への資金投下を強化する一方、SBIグループとのビジネス創出を図る。
このほか、ファンド投資で年間10億円程度の収益創出とともに、プラットフォームへの投資も行う。プラットフォームについては、26年4月期まで投資先行となる見通しだとという。
ブロックチェーン事業のエンタメ領域では、24年4月期に3~5億円の利益創出、26年4月期には20億円を目指していく。自社開発だけでなく他社とも協業し、3年間で10本程度のブロックチェーンゲームを配信する考え。IPタイトルも提供する予定だ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903