U-NEXT、TBSHDと資本業務提携を実施…約242億円を調達 「Paravi」統合後の“新生U-NEXT”の事業成長を加速へ

USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、6月29日、子会社U-NEXTがTBSホールディングス(以下、TBSHD)<9401>と資本業務提携を実施することを発表した。

資本提携は、TBSHDを割当先とする第三者割当の方法による新株の発行により行われる。U-NEXTは、6月30日を払込期日として1万2310株を発行し、242億8948万8810円を調達する。なお、これにより、新株発行後はTBSHDによる保有株比率は20.0%となり、U-NEXTはTBSHDの持分法適用関連会社となる。

U-NEXTは、3月31日付で、有料動画配信サービス「Paravi(パラビ)」を運営していたプレミアム・プラットフォーム・ジャパン(以下、PPJ)と経営統合し、有料会員数385万人以上、配信コンテンツ36万本以上(※2023年5月末時点での単純合算)を擁する国内勢で最大の動画配信プラットフォームが誕生した。 いよいよ7月1日より、「Paravi」で提供されていた約1万本のコンテンツがU-NEXTに移管され、“新生U-NEXT”がスタートする。

圧倒的な量のコンテンツやデジタル技術・マーケティングに強みを持つU-NEXTと、ドラマ・バラエティに強みを持つTBSグループがより強固に協業することで、主に以下の分野でさらなるビジネスシナジーを創出していく。また、TBSHDからの調達資金も最大限活用して、“新生U-NEXT”の事業成長を加速していく。

①コンテンツ分野
・コンテンツ制作、調達における規模感、スピード感の強化
・大型ライブイベントやスペシャルドラマなど、配信と放送のクロスプラットフォームを生かした企画の実施
・U-NEXTが強みを持つ映画や欧米・韓流ドラマに、TBSグループのドラマ・バラエティ・スポーツなど独占コンテンツを加えたラインナップの充実

②プロモーション分野
・地上波テレビ・ラジオ・BS・CSなどTBSグループのパートナーメディアでの積極的発信
・U-NEXTが得意とするデジタル広告や映画館・家電量販店での露出を組み合わせた「クロスマーケティング」の実施

③クリエイティブ・開発分野
・両社の開発リソースを用い、ARやVRなど新技術を活用したサービス開発

※写真左はTBSホールディングス・TBSテレビ代表取締役社長 佐々木 卓氏、写真右はUSEN-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO・U-NEXT会長 宇野 康秀氏

株式会社U-NEXT HOLDINGS
https://unext-hd.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社U-NEXT HOLDINGS
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長CEO 宇野 康秀
決算期
8月
上場区分
東証プライム
証券コード
9418
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