韓国KRAFTON、2023年12月期の中間決算は売上高2%減の9257億ウォン、営業利益14%減の4145億ウォンと減収減益

KRAFTONは、韓国採択国際会計基準(K-IFRS)に基づき、2023年12月期の上半期の累計の決算を発表し、売上高は9257億ウォン(1013億円、前年同期比2.2%減)、営業利益4145億ウォン(453億円、同13.8%減)、最終利益3957億ウォン(433億円、同10.0%減)と減収減益だった。

・売上高:9257億ウォン(前年同期比2.2%減)
・営業利益:4145億ウォン(同13.8%減)
・最終利益:3957億ウォン(同10.0%減)

『PUBG: BATTLEGROUNDS』のPC/CONSOLE部門は、ノーマルマッチの改善、復活システムの導入、クランシステムの導入、アーケードのリニューアル等様々なアップデートを行い、ゲームの持続的なサービスのための基盤を構築した。フリープレイ移行後も月200万人以上の新規ユーザーがコンスタントにゲーム参加している。下半期には新しいIPとのコラボレーションや新マップのリリース等豊富なコンテンツを提供する予定。

『PUBG MOBILE』は2ヶ月単位にリニューアルしたロイヤルパス商品が導入され、安定した売上を確保した。特に5月に『BATTLEGROUNDS MOBILE INDIA』のサービスが再開され、インド地域におけるトラフィックが回復している。下半期にはインド向けにローカライズしたコンテンツを追加し、大規模なeスポーツイベントを開催する等インド市場に一層集中していく予定。

そして、8月初めにグローバルリリースをしたタイトル『ディフェンスダービー』はプレイヤーから好評を博し、初期段階での成果を達成している。

KRAFTONは「クリエイティブスケールアップ」という戦略のもと、ゲーム開発とパブリッシング能力の強化に取り組んでいるという。現在、KRAFTONと独立スタジオ11社で「涙を飲む鳥」、「Project Black Budget」、「Project Gold Rush」等20以上の新しいタイトルを開発中であり、エコシステムを拡大するために新作を提案できる「ザ・クリエイティブ(The Creative)」制度を新設した。

また、独自のクリエイティブ発掘のため、国内外のスタジオに投資する等今後の成長のための動きも積極的に行っている。他にも新しいゲーム性の発見や制作効率の向上を目指してディープラーニング技術を実務に導入しており、年末ソフトローンチを予定しているオープンワールドUGCプラットフォーム「Migaloo」にもディープラーニング技術が適用される予定。

KRAFTON

会社情報

会社名
KRAFTON
企業データを見る