まんだらけ、第3四半期の決算は営業益124%増の14億7200万円と大幅増益 通期計画の2.3倍と大きく超過【追記】

まんだらけ<2652>は、8月14日、2023年9月期 第3四半期累計(22年10月~23年6月)の単独決算を発表し、売上高95億2500万円(前年同期比22.7%増)、営業利益14億7200万円(同123.6%増)、経常利益14億5500万円(同127.6%増)、最終利益9億8000万円(同138.3%増)だった。好調な月次業績が続いていたが、大幅な増益での着地となった。

・売上高:95億2500万円(同22.7%増)
・営業利益:14億7200万円(同123.6%増)
・経常利益:14億5500万円(同127.6%増)
・最終利益:9億8000万円(同138.3%増)

最新の商品からマニアックな希少品まで幅広く新たな商材を掘り起こし、その市場の創出と定着を図る方針を継続した。店頭商品の入れ替えや陳列の変更を適時に行い、ECサイトでは迅速なWeb掲載推進により掲載数の増加を実践し、店頭販売と通信販売の両面で品揃えの拡大と充実を進めた。

また同社は、買い取りの強化告知などを通じて取扱商品に対する世間の関心を高め、掘り起こした多種多様な商品は店頭及びWeb上で国内外を問わずに紹介し、全世界のコレクターから一般のユーザーまで広く注目を集め、潜在的ニーズを引き出す営業活動を展開している。

販売面では、まんだらけSAHRA(サーラ)を主力としたWeb通信販売が堅調に売上を伸ばし、同社独自の電脳マーケット「ありある」の浸透も伴ったことで、販路は拡大している。

店頭では、回復が続く来店客に対して、詳細で専門的な商品説明を行い、新たな商材を間断なく紹介しながら、ユーザーの満足度を高め、売上高の向上を図っている。

 

■2023年9月期の業績見通し

2023年9月期の業績は、売上高101億7600万円(前期比3.9%減)、営業利益6億3500万円(同31.9%減)、経常利益6億0300万円(同33.3%減)、最終利益3億8000万円(同35.3%減)、EPS57.36円を見込む。

・売上高:101億7600万円(同3.9%減)
・営業利益:6億3500万円(同31.9%減)
・経常利益:6億0300万円(同33.3%減)
・最終利益:3億8000万円(同35.3%減)
・EPS:57.36円

計画に対する進捗率は、売上高93.6%、営業利益231.8%、経常利益241.3%、最終利益257.9%となっている。すでに通期計画を超過している。

・売上高:93.6%
・営業利益:231.8%
・経常利益:241.3%
・最終利益:257.9%

【追記】
通期予想を据え置いたが、当サイトではその理由について取材したところ、同社では、新型コロナの新たな感染拡大懸念報道など、経営状態における不測の事態発生があると考えたため、説明している。大きな費用支出を想定しているわけではないとのことだった。

新型コロナだけではなく、最近の気候変動をはじめ、どのような社会変化が発生するか、誰も断言できない昨今、安易に見通しの変更は行わなず、また当初の業績見通しの策定でも、最大の経済情勢の悪化を盛り込むようにしているという。

株式会社まんだらけ
https://www.mandarake.co.jp/index2.html

会社情報

会社名
株式会社まんだらけ
設立
1987年2月
代表者
代表取締役会長 古川 益蔵/代表取締役社長 田中 幹教
決算期
9月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2652
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