松竹、2024年2月期の営業利益を22億円から13億円に下方修正 台風による映画館の浸水被害やハリウッドのストライキの影響で

松竹<9601>は、10月12日、2024年2月期連結業績予想の修正を行い、売上高877億3000万円(前回予想924億6000万円)、営業利益13億円(同22億3000万円)、経常利益1億3000万円(同13億8000万円)、最終利益18億7000万円(同10億円)、EPS136.10円(同72.80円)とした。

・売上高:877億3000万円(前回予想924億6000万円)
・営業利益:13億円(同22億3000万円)
・経常利益:1億3000万円(同13億8000万円)
・最終利益:18億7000万円(同10億円)
・EPS:136.10円(同72.80円)

従来予想からの修正率は、売上高5.1%減、営業利益41.7%減、経常利益90.5%減、最終利益87.0%増となっている。

・売上高:5.1%減
・営業利益:41.7%減
・経常利益:90.5%減
・最終利益:87.0%増

ただ、業績予想を下回るものの、営業黒字には転換する見通しだ。

 

同社では、主に子会社の松竹マルチプレックスシアターズによる映画館事業において、8月に発生した台風7号による浸水被害により一部の映画館が休館となり営業再開の目途がたっていないことやハリウッドでのストライキにより海外作品の公開延期や中止のリスク等もあり下期の全国映画興行収入が低調に推移するため、売上高と営業利益は予想を下回る見込み。

また同社の持分法適用会社であるBS松竹東急においてBS放送での視聴者数は順調に伸びているものの、広告売上の伸びが当初想定した水準に比べ緩やかであることから、持分法による投資損失が増加し、経常利益は業績予想を下回る。

その一方で、上場株式を売却し、特別利益を計上したことに伴い、最終利益は前回公表した業績予想を上回る見込みとなったとのこと。

松竹株式会社
https://www.shochiku.co.jp/

会社情報

会社名
松竹株式会社
設立
1920年11月
代表者
代表取締役会長 会長執行役員 迫本 淳一/代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘/代表取締役 副社長執行役員 武中 雅人
決算期
2月
上場区分
東証プライム
証券コード
9601
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