DLE、24年3月期決算は営業損失3億3000万円となる見通し 前回予想1億円の黒字から赤字修正 コンテンツ制作不振、SP案件も受注振るわず
ディー・エル・イー(DLE)<3686>は、12月22日、2024年3月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高21億円(前回予想32億円)、営業損失3億3000万円(同1億円の利益計上)、経常損失3億3000万円(同1億円の利益計上)、最終損失2億3000万円(同1億6000万円の利益計上)とした。
・売上高:21億円(前回予想32億円)
・営業損失:3億3000万円(同1億円の利益計上)
・経常損失:3億3000万円(同1億円の利益計上)
・最終損失:2億3000万円(同1億6000万円の利益計上)
■修正理由
IP・コンテンツ・ブランド関連において、アニメーション制作の需要は高まっており引き合いも強いものの納品まで時間を要すること、WEBTOON 制作の案件化が当初予想より遅れていること等、映像及びコンテンツ制作受託が不振又は翌期にずれ込む見込みであること、 K-POP アーティストプロデュース案件の先方都合又は要因によるキャンセル等、見込んでいた海外セレブを活用する案件の一部に失注が生じたことなどから、売上高は前回予想数値と比較して、6億円程度下回る見通しとなった。
セールスプロモーション関連において、継続的に受注している大型案件について、クライアントに損害を生じさせたことから、各種調整に時間を要し、当期の受注が縮小したこと、毎年度末に見込まれている官公庁案件の見通しが不確実なこと、及び営業を積極的に行い一定の手応えはあったものの、結果として大口案件の獲得には至らず、マーケティング事業の収益化が大幅に遅れたことなどから、売上高は前回予想数値と比較して、5億円程度下回る見通しとなった。
販売費及び一般管理費においては、予算から大きく乖離する支出等はないものの、中長期成長に向けた新規事業に対する一定の開発支出は継続しており、一定の効果は出ているものの、減収の影響が非常に大きく、営業利益、経常利益及び最終利益は、前回予想数値と比較して、大幅に下回る見通しとなった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エル・イー(DLE)
- 設立
- 2001年12月
- 代表者
- 代表取締役社長執行役員CEO 小濵 直人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高20億2000万円、営業損益3億4400万円の赤字、経常損益3億3600万円の赤字、最終損益5億8200万円の赤字(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3686