KADOKAWA、3Q映像事業は営業益225%増の36億円と大幅増益…『推しの子』『陰の実力者』中心にアニメが「力強く成長」、一過性の評価減もなく
KADOKAWA<9468>は、この日(2月8日)、第3四半期(23年4~12月)の決算で、アニメや実写映画事業を展開する「映像セグメント」の業績について、売上高は前年同期比5.6%増の328億2400万円、営業利益が同225.2%増の36億1600万円だったことを明らかにした。
アニメは、『【推しの子】』や『陰の実力者になりたくて!』等、人気タイトルの国内配信向けやゲーム・グッズ向けを中心としたライセンス収入が好調に推移し、力強く成長した、としている。
実写映像は、『わたしの幸せな結婚』の劇場収入と二次利用収入、『首』の劇場収入が貢献した半面、前期にあった大型の制作受託案件がこの期はなかったため、売上高は横ばいだったという。
利益面では、アニメの業績が伸びたことに加えて、前期の第2四半期に計上された一部実写作品の評価減がこの期が計上されなかったことで収益性が大きく改善したという。評価減は、前期第2四半期において、6億円の赤字を計上するほどの影響を与えていた。
業績推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468