アクセル、第3四半期決算は営業利益65%増の21億円…機向けグラフィックスLSIが販売好調

アクセル<6730>は、2月8日、2024年3月期 第3四半期累計(23年4月~23年12月)の連結決算を発表し、売上高137億5800万円(前年同期比28.7%増)、営業利益21億2000万円(同65.6%増)、経常利益21億2700万円(同48.9%増)、最終利益15億1700万円(同34.3%増)だった。

・売上高:137億5800万円(同28.7%増)
・営業利益:21億2000万円(同65.6%増)
・経常利益:21億2700万円(同48.9%増)
・最終利益:15億1700万円(同34.3%増)

同社では、パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIの販売が好調だった、としている。メモリモジュール製品やLEDドライバの売上も伸び、収益を押し上げた。

①LSI開発販売関連
LSI開発販売関連は既存事業であるパチンコ・パチスロ機向け製品で構成されており、売上高は前年同期比32億0400万円増(同31.5%増)となる133億8700万円、セグメント利益は同9億1600万円増(同43.8%増)となる30億1100万円となった。

主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIが前年同期に対し15.1万個増となる53.1万個の販売になったことに加え、メモリモジュール製品やLEDドライバ等も前年同期を上回る販売となった。

なお、第3四半期末の同セグメントの受注残高は170億9200万円となっているが、半導体の需給ひっ迫を背景に多くのメーカーにおいて部材を積極的に確保する動きを見せており、本受注残には来期以降の販売予定分が含まれている。

②新規事業関連
新規事業関連は、組み込み機器向け製品に加え、AIやWeb3、ブロックチェーン領域を中心としたスタートアップ事業であり、AI領域での売上高を中心に、売上高は前年同期比1億3600万円減(同26.9%減)となる3億7000万円、セグメント損失は同2900万円増(前年同期は2億8700万円の損失)となる3億1600万円となった。

 

■2024年3月期の業績見通し

2024年3月期の業績は、売上高171億円(前期比18.1%増)、営業利益22億5000万円(同39.4%増)、経常利益22億5000万円(同24.1%増)、最終利益15億8000万円(同16.7%増)、EPS144.88円を見込む。

・売上高:171億円(同18.1%増)
・営業利益:22億5000万円(同39.4%増)
・経常利益:22億5000万円(同24.1%増)
・最終利益:15億8000万円(同16.7%増)
・EPS:144.88円

計画に対する進捗率は、売上高80.5%、営業利益94.2%、経常利益94.5%、最終利益96.0%となっている。

・売上高:80.5%
・営業利益:94.2%
・経常利益:94.5%
・最終利益:96.0%

株式会社アクセル
https://www.axell.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アクセル
設立
1996年2月
代表者
代表取締役社長 松浦 一教/代表取締役副社長 斉藤 昭宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
6730
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