バンダイナムコHD、プラモデル新工場の本格貢献は次の中期計画から　カードとともに需要超過で供給を増やせば成長可能

バンダイナムコホールディングス<7832>は、第3四半期の決算説明会で、プラモデルやカードの需給状況について質問を受けると、プラモデル、カードともに、現状は需要が上回っている状況にあるとの認識を示した。この状況に対し、生産体制をさらに強化し供給を増やせば、事業をさらに成長させられる可能性がある、とした。

プラモデルの新工場は、2024年より稼働開始する予定としていたが、本格稼働による貢献は、次期中期計画のころになる予定とのこと。同社は、現在の中期計画は、2025年3月期を最終年度としており、時期としては2026年3月期以降になる。

現在は、他のグループ会社拠点でも協力してプラモデルを生産したり、パートナー企業にも一部生産を依頼したりと、クオリティを担保しながら最大限の体制で生産することで対応しているという。

なお、第3四半期の決算では、トイホビー事業は、売上高が前年同期比13.1％増のは3902億1200万円、セグメント利益は同31.7%増の697億1700万円と大幅増益を達成した。。

「ガンダムシリーズ」のプラモデルやコレクターズフィギュア、キャラクターくじ等のハイターゲット層向けの商品が販売・マーケティングや商品ラインナップの強化等により好調に推移した。また、「ONE PIECE」のトレーディングカードゲーム等のカード商材も業績に貢献した。