CRI・ミドルウェア、第2四半期(10~3月)決算は売上高3%増、営業益1%減に アールフォース社譲渡の影響をエンタープライズ事業の好調がカバー
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CRI・ミドルウェア<3698>は、5月9日、2024年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、アールフォース・エンターテインメントの全保有株式をNextNinjaに譲渡した影響をこなして増収を確保した。
売上高14億9900万円(前年同期比3.3%増)
営業利益1億8500万円(同1.5%減)
経常利益1億9000万円(同5.9%減)
最終利益1億5200万円(同3.4%増)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム事業 売上高7億8500万円(前年同期比19.1%減)、セグメント利益6700万円(同34.2%減)
同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」などのライセンス売上は、国内ゲームタイトルの海外展開が増加したことにより、増加した。海外向けは、中国でのライセンスビジネスは復調したものの、コンテンツ受託ビジネスおよび欧米でのライセンスビジネスが低迷し、減少した。ツーファイブが行う音響制作の売上は、効果音や楽曲などの制作業務が第1四半期に引き続き好調だったことにより、増加した。なお、ゲーム開発/運営の売上は、アールフォース・エンターテインメントの全株式を前期末に譲渡したことにより、なくなっている。また、「CRI TeleXus」への研究開発投資を継続して行った。②エンタープライズ事業 売上高7億1400万円(同48.5%増)、セグメント利益1億1700万円(同37.8%増)
組込み分野の売上は、カラオケ案件を継続して受注したことに加え、電子玩具向けシステム開発案件が堅調に推移したことや、遊技機向けのライセンス収入増により、増加した。モビリティ分野の売上は、「CRI ADX Automotive(サウンド開発ソリューション)」のライセンス収入が大きく伸びたことにより、増加した。なお、「CRI Glassco(メーターグラフィックソリューション)」の売上を初計上した。クラウドソリューション分野の売上は、ポールトゥウィン社など複数の顧客より受注した大型のシステム開発案件が好調に推移したことにより、大きく増加した。 -
■通期業績予想は据え置き
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2024年9月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高30億3000万円(前期比1.3%増)
営業利益3億5500万円(同2.9%増)
経常利益3億8000万円(同0.2%増)
最終利益2億8500万円(同22.5%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698