KLabの決算説明資料より…2Q期間(4~6月)は前四半期比では増収・赤字幅縮小に 『キャプテン翼』の周年施策や『ハイキュー!!FLY HIGH』の収益寄与で
KLab<3656>は、8月6日、2024年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表した。今回はその中から同社の第2四半期期間(4~6月)の業績を見てみたい。
売上高20億4800万円(前四半期比29.5%増、前年同期比17.4%減)
営業損益3億6500万円の赤字(前四半期6億5800万円の赤字、前年同期2億6400万円の赤字)
経常損益2億1100万円の赤字(同6億1000万円の赤字、同700万円の赤字)
最終損益2億4500万円の赤字(同10億9600万円の赤字、同2600万円の赤字)
前年同期比では運営タイトル数減少の影響が引き続き出ているものの、『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』が着実に回復し、周年キャンペーンも好調に推移したことに加え、支援モデルの『ハイキュー!!FLY HIGH』の収益寄与もあって、前四半期比では増収・赤字幅縮小となった。
5月23日に地域限定でローンチした『EA SPORTS FC TACTICAL』の売上計上については、第2四半期決算では未処理になっているという。本作については、EA(エレクトロニック・アーツ)から支払われるレベニューシェアをワールドワイドローンチまでは収益認識せず、その相当額をソフトウエア仮勘定から控除していく会計処理を実施していく予定だという。
なお、採用の抑制および開発体制の見直しを引き続き実施し、労務費、外注費/業務委託費などが減少した。固定費は、運営タイトルの整理および運営の効率化、採用の抑制、オフィスの見直しなおにより、過去最小規模まで抑制された形になっている。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656