DeNAのゲーム事業…『ポケポケ』貢献でユーザ消費額が200億円台から946億円に急拡大 グローバルヒットで海外アプリの消費額の増加が顕著に

柴田正之 編集部記者
/

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、2月7日、2025年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算(IFRS)を発表し、決算説明資料を公開した。今回はその中から同社のゲーム事業の状況を取り上げたい。

同社のゲーム事業のユーザ消費額は、前四半期まで200億円台の推移が続いていたが、この第3四半期は946億円に急拡大した。特に前四半期は59億円だった海外のアプリのユーザ消費額が、この第3四半期は508億円まで急拡大していることは特筆されるべきだろう。

業績のけん引役となった『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』は、2024年10月30日より、150の国と地域で正式サービスを開始しているが、そのグローバルでのヒットぶりがあらためて浮き彫りになったと言える。

『ポケポケ』は、全世界累計6000万ダウンロードを突破するなど、国内外で好スタートを切ったが、これまで同社が手掛けてきたタイトルと比してもその継続率は非常に高く、プレミアムパスのサブスクリプションも多くの方が利用するなど、幅広い方が日常的に手に取り、楽しんでいるという。

ゲーム内イベントの開催、トレード機能の実装、新拡張パックの追加など、順次実施しているが、今後もアップデートなどを重ね、多くの方に長く楽しんでもらえるように取り組んでいくとしている。

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る