アピリッツ、25年1月期の営業益を3億0100万円→1億8500万円に下方修正 Web開発が"炎上案件"収束後に急回復も予想に届かず ゲーム事業は計画通り

アピリッツ<4174>は、3月10日、2025年1月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高90億0800万円(前回予想90億円)、営業利益1億8500万円(同3億0100万円)、経常利益1億8500万円(同2億9500万円)、最終利益4500万円(同1億5900万円)、EPS11.2円(同38.63円)とした。

・売上高:90億0800万円(前回予想90億円)
・営業利益:1億8500万円(同3億0100万円)
・経常利益:1億8500万円(同2億9500万円)
・最終利益:4500万円(同1億5900万円)
・EPS:11.20円(同38.63円)

従来予想からの修正率は、売上高0.0%増、営業利益38.5%減、経常利益37.2%減、最終利益71.6%減となっている。

・売上高:0.0%増
・営業利益:38.5%減
・経常利益:37.2%減
・最終利益:71.6%減

【前年実績との比較】
・売上高:6.8%増
・営業利益:69.1%減
・経常利益:68.9%減
・最終利益:88.3%減

同社では、オンラインゲーム事業及びデジタル人材育成派遣事業は、概ね計画どおりに推移したものの、Web ソリューション事業が予想に達しない見通しになった、としている。

Web ソリューション事業では、第2四半期に発生した大型案件における納期遅延の収束に第3四半期も注力し、9月にその対応は終息した。10月以降は、その大型案件対応のために嵩んでいた外注費の圧縮と該当案件に関わっていた人員を新規案件へ振り向ける対応を継続し、業績は回復基調に向かっていた。第4四半期は四半期における過去最高の売上高である20億2000万円まで回復したものの、第3四半期で納期遅延対応、原因解決に想定よりも多く時間を要した、としている。

なお、既に今回の不採算プロジェクトにおける課題であった、不足していた開発プロジェクトのミドルマネジメント層の充実やプロジェクトの問題点を的確にエスカレーションできる体制の強化を進めており、プロジェクト体制・収益性ともに、来期以降は今期の影響が残らない見込み。

なお、子会社であるムービングクルー及びY's、Bee2Bは順調に推移したとのこと。なお、クエイルは第3四半期にグループジョインしたため、2025年1月期への影響は限定的となる。

 

【四半期業績推移】

 

 

【年次業績推移】

株式会社アピリッツ
https://appirits.com/

会社情報

会社名
株式会社アピリッツ
設立
2000年7月
代表者
代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
決算期
1月
直近業績
売上高90億800万円、営業利益1億8500万円、経常利益1億8500万円、最終利益4500万円(2025年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4174
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