
任天堂<7974>の2025年3月期の研究開発費は、前の期比4.4%増の1437億円だった。過去最高となった。研究開発の成果は以下の通り。
2025年6月5日に『Nintendo Switch 2』を発売した。Nintendo Switch2は、大きくてなめらかになった画面にマグネット式の新しいJoy-Conを備え、パワフルな処理速度やグラフィック性能で、これまでにない新しい遊びや表現が可能になるNintendo Switchの後継機種。
ソフトウェアでは、本体と同時に『マリオカート ワールド』、『Nintendo Switch 2 のひみつ展』に加えて、Nintendo Switchで発売したタイトルに新たな要素が追加した『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition』を発売した。
Nintendo Switchハードウェアでは、利便性及び動作の安定性を向上させるためのファームウェアアップデートや、ゲーム機本体の特別仕様の追加、ソフトウェア開発環境や各種ネットワークサービスの継続改善等を行った。
対応ソフトウェアでは、ゼルダの伝説シリーズ初の、ゼルダ姫が主人公のアクションアドベンチャーゲームである『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』や、1980年代に行われていたリアルでのファミコンゲーム大会をオンラインで行うゲームである『Nintendo World Championships ファミコン世界大会』を発売した。また、それぞれシリーズの最新作となる『FOREVER BLUE LUMINOUS』、『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』、『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』、『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』に加えて、『ペーパーマリオRPG』『ルイージマンション2 HD』『ドンキーコング リターンズ HD』『XenobladeX Definitive Edition』などのタイトルを発売した。
モバイルビジネスの分野においては、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』や『ピクミン ブルーム』、『マリオカート ツアー』などのゲームアプリのサービスを継続して運営している。
Nintendo Switch Onlineにおいては、『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』や『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』等のサービスで配信タイトルの追加を行った。その他、「ニンテンドーアカウント」に基づく各種サービスの仕様検討や継続改善等を行った。
その他では、特殊な「うごきセンサー」を搭載し、体を動かすとゲームの音が鳴るなど、ゲームの世界で目覚めることができる不思議な目覚まし時計『ニンテンドーサウンドクロック Alarmo』を発売した。
また、任天堂プラットフォーム向けゲーム開発者専用サイトである「Nintendo Developer Portal」で、個人も含めたゲーム開発者が、世界中のユーザーに新しいエンターテインメントを発信するサポートを継続して行ったとのこと。
研究開発費の推移は以下の通り。

会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974