ケイブ<3760>は、4月13日、2026年5月期通期の連結業績予想の修正を発表、「未定」としていた今期予想は前期比減収、各利益項目とも赤字転落の見通しとなった。
■2026年5月期予想は減収、赤字転落に
売上高119億円
営業損益7億円の赤字
経常損益6億4000万円の赤字
最終損益32億円の赤字
同社は、スマートフォンゲーム市場を取り巻く事業環境の変化が以前にも増して著しく、既存の運営タイトルの業績動向や新規タイトルのKPIを精緻に予測することが困難であることから、通期業績予想の開示については慎重に判断してきた。
しかし、不採算事業の整理や連結子会社であるcapableの株式譲渡など、事業ポートフォリオの整理に一定の目処がついたことから、第3四半期連結累計期間までの実績を踏まえ、現時点で入手可能な情報等に基づき一定程度の合理的な算定が可能となったので、通期業績予想を開示した。
なお、今期は事業ポートフォリオの整理に伴い減損損失などの特別損失を計上したことにより、最終損益は32億円の赤字となる見込みだが、第4四半期期間(3~5月)には営業利益は黒字となる予想だ。
同社としては、こうした構造改革を通じて利益体質の改善を図り、来期以降の業績回復に向けた基盤を整備していくとしている。
■借入先金融機関との財務制限条項に関する見通しについて
同社グループは、2026年5月期において、連結純資産の減少により、同社が一部の金融機関と締結している金銭消費貸契約に関する追加約定書に規定される財務制限条項に抵触する見込みとなった。
この借入先の金融機関とは、良好な関係を維持しており、継続的に協議を行っているが、期限の利益喪失に関わる条項を適用することなく、この契約を継続することについて内諾を得ているという。また、手許資金は十分確保しており、資金状況は安定して推移する見通しとしている。
■通期配当予想は無配に転落
今期の配当は1株当たり10円を予想していたが、事業ポートフォリオの整理に伴い、最終損益は32億円の赤字となる見込みであり、今後の事業展開や成長性、収益性が高い分野への投資資金としての活用を優先する必要があると判断し、配当を見送ることを決定した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 高橋 祐希
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高139億6900万円、営業利益11億3300万円、経常利益11億3100万円、最終利益2億4600万円(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760




