
東映アニメーション<4816>は、5月13日、2026年3月期の連結決算を発表し、売上高936億6900万円(前の期比7.1%減)、営業利益310億1800万円(同4.4%減)、経常利益334億6200万円(同0.8%増)、最終利益250億7000万円(同6.1%増)だった。
・売上高:936億6900万円(同7.1%減)
・営業利益:310億1800万円(同4.4%減)
・経常利益:334億6200万円(同0.8%増)
・最終利益:250億7000万円(同6.1%増)


同社では、『ワンピース』、『ドラゴンボール』シリーズ、『プリキュア』シリーズ、『デジモンアドベンチャー』シリーズなどの主力作品群に加え、前年度に投入した『ガールズバンドクライ』などのグローバル展開を通じて安定的な収益の確保・拡大を図った。
セグメント別に見ると、主力の映像製作・販売事業は減収減益となった。同事業の売上高は311億5100万円で前の期比16.5%減、セグメント利益は87億5100万円で同15.7%減だった。劇場アニメ部門では、新作を公開したものの、前年の映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』程の収益には至らなかった。また、テレビアニメ部門も放映作品話数が減少したことから減収となった。特に、海外映像部門では『ワンピース』の配信権販売は好調だったが、『ドラゴンボール』シリーズの海外配信権・ビデオ化権販売の反動減が響き、大幅な減収となった。
一方、版権事業は売上高489億500万円(同3.3%減)と減収を計上したが、セグメント利益は267億2000万円(同3.1%増)と増益を確保した。国内版権部門では前年同期の『ワンピース』周年施策や『ドラゴンボール』シリーズの新作映像展開の反動減があったが、海外版権部門で『ワンピース』や『デジモンアドベンチャー』シリーズの商品化権・ゲーム化権販売が好調に稼働した結果、利益は伸長した。
商品販売事業も減収増益を達成した。売上高は79億2300万円(同14.0%減)と、前年同期に好調だった映画『THE FIRST SLAM DUNK』の商品販売の反動減により大幅な減収となった。しかし、『ドラゴンボール』シリーズや『プリキュア』シリーズのショップ事業が好調に稼働し、セグメント利益は7億3400万円(同12.3%増)となった。
その他事業は売上高63億2500万円(同46.6%増)、セグメント利益3億5600万円(同101.7%増)と大幅な増収増益となった。これは、『プリキュア』シリーズや『ガールズバンドクライ』の催事イベントが好調に稼働したことによる。
■2027年3月期の見通し
2027年3月期の業績は、売上高1000億円(前期比6.8%増)、営業利益250億円(同19.4%減)、経常利益256億円(同23.5%減)、最終利益181億円(同27.8%減)、EPS88.56円を見込む。株価収益率は31.8倍となる。
・売上高:1000億円(同6.8%増)
・営業利益:250億円(同19.4%減)
・経常利益:256億円(同23.5%減)
・最終利益:181億円(同27.8%減)
・EPS:88.56円
TVアニメ作品として、「ワンピース」や「名探偵プリキュア!」「おしりたんてい」「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」「DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)」「ドラゴンボール超 ビルス」を放映する。劇場アニメ作品は「映画名探偵プリキュア!」 (2026年9月18日公開予定)、「楽園追放 心のレゾナンス」(2026年11月13日公開予定)を製作・公開する予定。
足元の国際政治・経済環境に伴うビジネスへの影響は不透明ながら、主力作品の新作映像展開による売上拡大や二次利用の活性化等により、過去最高水準に迫る売上高を目指します。また昨年10月に発表した中期経営計画/VISION2030で掲げた通り、10年先を見据え、将来の一層の成長に向けた各種戦略投資も積極的に行っていきたい、としている。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1008億3600万円、営業利益324億3200万円、経常利益331億8800万円、最終利益236億2300万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816