2026年5月末にインドネシアで開催されたアニメイベントMMAJを現地取材を行った。前編のハイライト:ネシア財閥のCTコーポ、そこに総合商社としての三井物産が結束して、イベントが開催される。並行してインドネシアには「クレヨンしんちゃん」が展開され、同じ商社の住友商事が展開をサポートする。現地Infia社は海外としては最高峰のレベルといえる「ONE PIECE」カフェを展開し、TBSグループはゼノトゥーン社と提携して“第二の新海誠"と呼び声高い安田現象アニメを展開する。こうした「インドネシアにおける日系IPの今」を特集した。後編では今回主催者となったMMAJ実行委員長の山中崇之氏とインドネシア財閥CTコーポグループのBeautyNesia社代表の長谷川智紀氏に話を聞いた
ちなみに来る2026年10月3〜4日はデリーにおいて3周年となるMMAJインドが開催される予定である。
■初開催で5万人超、出展40社・日本からも100人が渡航したMMAJインドネシア
――:MMAJインドネシア、主催者の山中さんにMMAJインドネシアについて取材させていただきました。
MMAJインドネシアの共同発起人/エグゼクティブプロデューサーをやっている山中崇之(やまなか たかゆき)です。中山さんには前回インド同様 にまたインドネシアにもお越しいただいてありがとうございます。
――:集客としてはどうだったのでしょうか?インドの開催と比較しての結果も伺いたいです。
MMAJインドが4.7万人(2024)→6万人(2025)だったので、同じ規模を狙いたいですよね!(結果的には5.1万人動員となりました)モールとしては偶然にもインドと同じで10万人/日が通過するサイズ感の場所なんです。今回のGandariaだとどのくらいはねてくるのか、楽しみです。
インドのときも凄かったですけど、ネシアになると近いこともあるのか初年度から100人以上の日本のエンタメ関係者が来てくれています。かなり大規模になりました。
――:時期という意味ではここはベストだったんでしょうか?飢餓祭というシーズンでイスラム系はほぼ家からでない、という意味では5末末はちょっと不利なイベントにもなったのかなと思うんですが。
中華系・イスラム系で祝日なんかもバラバラで、正直迷うんですよ。夏~秋のベストシーズンは他に10年やってきたようなアニメイベントが個々に全部おさえちゃっている。日系企業がオフシーズンで空いているところも狙わないといけない。だから今回は色々模索した挙句に、ココしかない!というポイントです。わりに商業施設の賃貸料も高いんです…これはインドよりも段違いに。だから今後組んでいくとすればインドネシア展開に熱心な不動産系の企業さんなんかも入って組んでやっていけるとよいなと思いますね。
――:客層のインドとの違いはいかがですか?
コアファンの数やヲタ活のディープさ、SNSの活用ボリュームという点ではやはり日本と距離も近いインドネシアのほうが上ですね。中山さんも見られたと思いますが、ライブのときのヲタ芸で踊る人の数たるや。
でも「シャイさ」という点も同時に特徴的かもしれません。コスプレしている私とかにインドのほうがグイグイ写真撮ってくれとかくるんですけど、ネシアはそういうインタラクションはおとなしめですね。後ろの方からこそっと写真をとっていたり。特に女性コスプレーヤーに対してはさすがにムスリムというのもあって写真をとること自体が失礼にあたるのかほとんどカメラを向けたりもしない、という特徴もありました。
――:他のインドネシアのアニメイベントとここが差別化できているというところはあります?
“ホンモノ"としての日本の版元・日系企業が直接でてきてくれているというのもありますが、それ以上に「BtoBがうまくいっている」と感じます。星野珈琲店を2日間貸し切って商談会をやってますが、たぶん100件くらいは商談が出来てます。企業同士をつなぐ、という意味ではすでに十分な効果が出ていると思います。

▲MMAJインドネシア主催チーム(1日目)。左から『葬送のフリーレン』コスプレでヒンメル役の山中崇之氏、フリーレン役の大橋優花氏、フェルン役の小山愛氏。インドで「進撃の巨人」でコスプレを慣らしてきた山中氏に加え、大橋氏はアフリカ・中東でコスプレ、小山氏は東京・インドでコスプレをしてきた歴戦の猛者。日頃、同じ企業で働く3人.

▲MMAJインドネシア主催チーム(2日目)。『ゴールデンカムイ』コスプレからの白石役の山中氏、インカラマッ役の大橋氏、アシㇼパ役の小山氏
■大手財閥×大手商社×All Japanの座組。初年度黒字化でインド・インドネシアのイベントフランチャイズ
――:そもそも2024、2025とインドで行われたMMAJがなぜ「インドネシア」にくることになったのでしょうか?
今回はネシア財閥のCTコーポレーションのグループ会社BeautyNesiaの長谷川智紀社長に端を発しています。彼が2025年9月のデリーでのMMAJ(第二回)をみて、インドネシアでもやりたいといってくれたんです。インドネシアには当然ながら日本アニメファンがいっぱいいます。Comicon Indonesia(2015~、毎年10-11月、3万人以上)、Comic Frontier(2012~、毎年5/11月2回、各会6-7万人規模)、AFA Indonesia(2012~、毎年夏、5-7万人規模)などCtoCのアニメイベントもあります。それでも産業コンベンション的なものはないし、我々のようにBtoBで日本のアニメ産業の人たちがダイレクトにくるようなイベントもなかった。それで「ぜひ、インドネシアでも同じアニメイベントを」ということで、今回2026年5月に実施することになりました。
――:ネシアでもインドで活動されていた山中さんやディレクターの林さん、クリエイティブチームの林さんなど、インド運営メンバーがそのままネシアにも来られているんですね!?
BeautyNesiaもその前の7月に日本のTGC(東京ガールズコレクション)を誘致していたので、そういった流れになったのですが、なにせBeautyNesiaにとって「アニメ」というのは完全に管轄外。だから基本的にはMMAJをやっていたメンバーがそのままで、コンセプトとしては我々が作って、BtoBとしての協賛企業まわりも我々で担当しました。逆にBtoCを生業としていて現地の集客・プロモーションも特異なBeautyNesiaさんがやるという分業体制で進みました。
――:あとCTといえばジャルム、サリム、シナルマスなどに次ぐネシア7大財閥の一つですよね。メディア・金融・小売・不動産などにてを広げる新興財閥です(1962年生まれのハイラル・タンジュンが1987年に起業)。
長谷川さんは日本人ながらCTグループ会社に直接入社して、彼の上司自体が創業者の娘、プトリ・タンジュンですからね。やっぱりすごいですよ。初開催なのに現地60社以上のメディアが集まってあれだけ取材して拡散してくれたのは、メディアももつCTグループのネットワークのお陰ですね。日本の商社では三井物産がとても関係の深い財閥で、CTグループの経営企画にも出向者を送っているレベルの関係性です。
――:でもインドとインドネシアでは全然違いますよね?各企業さんはどうやって出展営業をしていったんですか?
インドのMMAJで2年かけて集めた日系企業40-50社のリストを頼りに(そのアクセスのために何百社とある候補リストも含めて)「インドネシアでも参加されませんか」という説明をしてきました。
MMAJも第一回の2024年でヤマハさん、スズキさんが出展、2025年にはスズキさん、トヨタさんとなった。今回の2026年ネシアではホンダさんが新たに入って、Sanrio社のクロミとコラボしたバイクを展示してくれました。
――:MMAJ2025のデリーでもトヨタ×進撃の巨人、スズキ×NARUTOのコラボは驚きでしたが、今回もありますね!?
まさに車アニメである「イニシャルD」とコラボして、インドネシアでトヨタの車をフィーチャーしませんか?という提案をしました。「藤原とうふ店のハチロク(トヨタ・スプリンタートレノGT-APEX)」は実はインドネシアに3台だけ存在していたんですよ。本人たちが好きすぎて、勝手に輸入して所有していた。もちろん超貴重なものなので「触らせたくない」と丁重に断られたんですが、広告代理店・トヨタさんと一緒になって口説いて、今回なんとか展示してもらうことになりました。ファンの方も大変喜んでくれていて、関係当事者たちで頑張った甲斐がありました。
――:他にもここは工夫した!というところはありますか?ネシアならではの取り組みとして。
結構工夫してますよ。バンダイナムコさんはガンプラの組み立てをレクチャーしたい、というところで現地のライセンシーであるMultitoysさんにも展示してもらい、プラモが購入できるところとプラモづくりが体験できるところで隣接させました。
あと何度かネシアにきてファンコミュニティのオフ会にも参加して現地のインフルエンサーとの関係構築だったり、出展や見せ方へのアイデアなんかももらっていきました。インドで仮面ライダーが流行っていたので「ネシアでは特撮ってどうなの??」と聞いたら、バリに住んでいるインフルエンサーが「みたら分かるだろう!?」とベルトのコレクションみせて、「我々は特撮LOVEだ。なんでネシアを通り越して、勝手にインドに持っていったんだ!!」って怒られましたよ。今回はそれで円谷さんの協力のもとにウルトラマンを呼びました。

▲特撮・ウルトラマンはインドネシアでも人気
――:日本人がはじめた海外のアニメイベントで総合商社や現地財閥も組んで、というのは事例がなかったと思うんですよ。今回も三井物産色がでていて、住友商事の方も気にされてました。こういう「大型の座組」だからこそできるポイントというのはありますか?
いや、うちはホントにニュートラルなのでどこの商社さんにも入ってきてほしいんですよ。インドでは伊藤忠商事さんと三井物産さんどちらも入ってましたもんね。ネシアでもぜひ住友商事さんに出展・展開いただきたいです。広告代理店でもADKさんも博報堂さんも、出展はしてないけど電通さんも関わってくれてますし。
BeautyNesiaをみてさすがだな、と思ったのは、メディアの集客力もあるんですけどそれに加えて凄かったのは「TV放送局のクルー」です。実はMMAJのデリーでは実現できなかったんですよ、ライブの細かい音響設定って。カラオケ音源を流しながらボーカルの音源を流す「2音源」くらいじゃないと、音の調整が素人作業だと難しい。今回はDARUMA Rollin'さんがボーカルとギターとドラムの3点セット、西沢幸奏さん、音羽-otoha-さんはギターボーカルでしたし、複数の音源をうまく調整してキレイにハモらせて配信までするって実はすごい難しいんですよ。さらに今回は私立恵比寿中学さんから7名がきてくれて、その7人がそれぞれのマイクで歌うわけですからね。そういったものもハウリングしないように調整してくれました。
――:インドネシアの日系アニメ展開で課題は見えました?
課題はMultiToys、Miniso、KyOu、ELSなど、現地の日本の正規ライセンシーも出展してくれている一方で、やっぱりインドネシアって小売のライセンスをとるのが難しいんですよ。内製・輸入などにハードルが高い。そこに参入障壁を設けて国内を保護する政策が強くて、輸入許可もとりづらい。印刷モノがとても高いという事情もありました。ブース装飾の際の壁面の印刷なんかも含めてインドよりも設営コストはグッと金額が高い。こういうお国事情もありますね。
――:ほかに日系企業でもっとMMAJインドネシアというプラットフォームを活用したほうが、というところありますか?
業種はカバレッジきいて、「オールジャパン」なイベントにはなったなと思います。自動車/バイクですとトヨタさんもホンダさんもありますし、文房具はパイロットさんが出展されてます。食はいろいろ入れたかったけど、モール自体がそもそも食のパビリオンみたいな場所だから、誘致しようとすると若干ハレーションがあるんですよね。
CoCo壱番屋のステージイベントは盛り上がりましたね。テレビ東京さんもブース出展はしてないけど皆さん来ていただいて、ここで『TVチャンピオン』の大食い選手権みたいなイベントにしていっても面白いと思いますね。インドは全業種がたちあがり段階で「これからインド市場を目指すぞ!」というタイミングなので売ろうという企業さんがいろいろ集まってくれますが、インドネシアはかなり展開に歴史があってやり方も落ち着いちゃっている企業さんがいたりとレベル感は企業ごとにだいぶ違う、というのが異なるポイントですかね。それでも対象にできるインドネシア進出企業数はインドよりもずいぶん多いので出展営業はずいぶんやりやすいです。
――:IP360など政府助成としてはこうした「日本コンテンツの海外化」をインフラとして支援していこうという機運が出ています。今回はIP360とは何かコネクトしてますか?
MMAJインドは検討対象にする考えですが、MMAJインドネシアはこのタイミング(5月)なので使えないんですよ。毎年4月はじまりで申請開始して、という日本の助成の仕組みだとすでに隙間ないほど埋まっている夏~秋のイベントでないと申請→許可→発注開始というサイクルに間に合わないんです。
――:完全な無料参加イベントですが、収支としてはどうなのでしょうか?
そうですね、そこはこだわっていて、協賛ベースでなりたつMMAJはインドも赤字にはしていませんでしたし、MMAJインドネシアも初年度ですが同じ精神でやっています。赤字で持ち出してもやる、という覚悟はあるんですが、継続し続けるために収支にはこだわってます(注:山中氏はアニメ大好きの"ビジネスパーソン"でこの面でもスキルを発揮している)
――:今後はどういう計画でしょうか?
MMAJインドネシアは今回の第1回を総括し、出展者、出演者、来場者の方々の声をきちんと聞いて、2027年開催の可能性を前向きに検討していきます。開催時期はまだ今年の経過を振りかえってから、で毎年5末にやります、というわけではないです。
MMAJインドは今年も秋(10月3〜4日)にデリーで開催予定です。実は3周年の今年もそうですが、2027年が日印の国交樹立75周年なんですよ。そこがMMAJインド4周年には盛大なサイズに、、、という周囲の御期待や我々の希望は有ります

■インドネシア財閥CTコーポが誘致したMMAJインドネシア
――:長谷川さんはなぜインドにまで訪れたんですか?
それまでインドには興味はなかったんです、正直なところ。弊社のビジネスに関わっている地域ではないので。きっかけはTGC(東京ガールズコレクション)なんです。TGS20周年という区切りで、2025年に初めての海外開催をインドネシアで開催しました。最初は彼らもバンコクなどほかのエリアでの展開を画策していた。でもこういうのって「初の海外開催」が大事じゃないですか?それで「最初に開催してくれるなら、ウチでTGCインドネシアやらせていただきます!」と声をあげたんです。
――:TGCは2005年から続くファッションショーですよね。2015年にDLEが、2016年にW mediaが買収したりと資本・商標としても話題になりましたが、2019年にマイナビ、カルチュア・エンタテインメントなどが主催する新体制になってますよね。
ファッションショーだけではなく、インドネシアの伝統舞踊などを取り入れたり、日本の「ファントムベイビー」というIPもコラボでいれたり、JKT48 の子がいるというので恵比寿中学の子たちを呼んだりしながら、「TGC×日本IP×インドネシアアーティスト」のミックスのような形で展開し、2日間で7500人と大成功で終わりました。クリエイティブも日本の本家よりもよかった、といってくれる絶賛ぶりでした。

――:TGCのインドネシアローカライズで成功したのが2025年だったというわけですね。
TGCを誘致して色々そのインパクトを受けたあとに、「日本のアニメには熱狂的なファンが集まる」という実感があり、そういうアニメイベントを一度はみておかないといけないな、と思っていました。それで2026年はBuzznesiaが10周年というのもあって、何か新しいことをしないとな、というなかで、と思っていたんです。そこで山中さんがインドでイベントをやっている、という話を聞いてわりと思い付きベースで2025年9月にデリーにいって、これは面白いとなってインドネシアでやってみませんか?とお誘いしたんです。
――:もともとは美容系マーケティング会社、ということですけど、なぜこんな突然アニメイベントの誘致をやろうとしたんですか??
ちょっと余談なんですけど、弊社が10年間生き残ってきた秘訣として「常に社内の15%をリソースをつかって、去年やらなかったことを5つくらいやる」ということを続けているんです。こういうのって意識して習慣にしないと、だんだん億劫になって何もできなくなったちゃうんですよ。これはインドネシアあるあるなんですが、弊社は美容系ということもあって、社員は9割女性なんです。70名の会社で65名が女性、そういった組織を活性化させるための知恵でもあります。
――:すごいですね!協賛あつめたり、版元交渉だったり、大変だったのではないかと…
山中さんの言葉に救われたんですよね。アニメイベントというのはファンのためのイベント、楽しみ方は人それぞれでいいんだ、と。テレビで映像みる人も、ぬいぐるみを飾って楽しむ人もそれぞれの味わい方がある。そのくらいフレキシブルだから「いろいろなものを集めて、それぞれの楽しみ方にあったファンを集めればいいんです」というフレキシブルさで、やり方はよくわからないけど、山中さんの力かりて場所さえつくれば、なんとかいけるんじゃないか、と。
実際やってみたら、ファンの力で場が勝手に動いていくんです。IPのお作法を知って、版元企業とも1つ1つ交渉して、しっかりと作りこんで、ファンの導線も引いて、みたいに「きちんと作ろう」としていたら、たぶん10年たっても無理だったと思います。
――:他のイベントと違って、どういうところがMMAJインドネシアでは特徴が出せたと思いますか?
基本的には、いろんな場があるのはいいと思っていて、どっちが本家だというつもりはありません。みんなで連携して、インドネシアに進出するためのステップに使ってもらえればと思います。MMAJだけでなく、AFAやComic Frontier、Japan Film Festivalもあります。
ただ強いて違うポイントでいうと…「公的なスポンサーシップがついていること(大使館・JETRO・JNTO・JF(国際交流基金)・インドネシアのクリエイティブ産業省などが1年目にも関わらずすべて後援で入っている)」と「BtoBとしての商談会が充実している」の2点だと思います。そこは山中さんのこだわりでもあって、「海賊版を売っている出展社は出さない」「権利をしっかりしてホンモノだけをもってくる」がすごく効いていると思います。
CTグループとしても今回日本から何社もメディアの会社がきていて、彼らの番組をこちらでも放送できないか、など具体的提案も始まっています。CTはWebテレビも地上波もケーブルももっているので、そういう意味では今回の開催でつながれたネットワークは大きいですね。アニソン歌手のパフォーマンスなど、ホンモノのテレビクルーが入っているので、今回イベント映像・音響などは安心してまかせていただけたんじゃないかと思います。
――:逆に課題はどんなところにありますか?
ただインドネシアは輸入関税の問題があって、物販があまりできていないです。まだまだ情報が不透明で、そうすることで国内の産業は守られるんでしょうけど、その分外資企業が投資をしてくるという勢いに欠ける。
「推し活の購買もウケるような会場にしよう」とサンリオさんのキャラを使った日焼け止めなんかもすごい人気で、ちゃんと物販できれば売上も確実に見込める印象もありました。
――:いまインドネシアでうまくいっている業態ってどういうものがあります?
飲食ですね。シャトレーゼさんなんて、日本国内よりもネシアのほうが店舗数多いんですよ。あとは丸亀製麺さんもあっという間にネシアで100店舗を到達しています。すでにネシアですごい実績がでている会社さんはいっぱいあります。
それにエンタメはやっぱり「来たもん勝ち」みたいなところがあります。オタク・コスプレ・アニメみたいな世界で、まだ日本でも知名度がないアイドルグループがネシアにきて800~1000人の会場埋めてたりする。87%がムスリムというインドネシアで、まだまだ「ネシアにはエンタメがない」と言われてます。週末にみんなが電車にのって都市に集まってくるけど、携帯片手にショッピングモールのハシゴだけだったりする。だからぜひ日本のエンタメ系にはもっと来てほしいですね。
――:サリム、MNCと並んで、CTグループはインドネシア
CTは三井物産と大きな提携をしているグループでして、親日でいろんな業界の進出をやっています。小売業もあるし、メディア・コンテンツも得意としています。日本だけじゃなく、我々はSMエンタテイメントやHYBEなどの韓国芸能事務所との提携関係もあるんです。彼らがインドネシアに進出してK-POPのトレンドを作ってきた過程を学んでますし、そのビジネスモデルのノウハウは日本のIPにも転化できるものがあると思ってます。電波系だけじゃなく、モール・ホテル・スーパーもありますし、インドネシアに〇〇ランドのような日本エリアを作っていければと思います。
私のボスのプトリ・タンジュン(CTグループ総帥ハイラル・タンジュンの娘、1996年生まれのZ世代事業家)も7月に来日するのでぜひ日本企業の皆様にもお会いしたいと思います。
――:ちなみに…長谷川さんもよくコスプレしましたね。こちらは…?
SPY×FAMILYのフランキー・フランクリンです。いや、運営チームのコスプレハラスメントがひどいすぎるんですよ、お前は何を着るんだ何のコスプレをやるんだって。すごいプレッシャーでして、これが今回のイベントの一番の山場だったかも笑。

▲CTコーポレーションのグループ会社BeautyNesiaの長谷川智紀社長。これは何のキャラクターでしょうか?
会社情報
- 会社名
- Re entertainment
- 設立
- 2021年7月
- 代表者
- 中山淳雄
- 直近業績
- エンタメ社会学者の中山淳雄氏が海外&事業家&研究者として追求してきた経験をもとに“エンターテイメントの再現性追求”を支援するコンサルティング事業を展開している。
- 上場区分
- 未上場




