アピリッツ、2Q(2~7月)決算は売上高3%減ながら1億6600万円の営業黒字に転換 不採算案件の収束が奏功 推しカルチャー&ゲーム事業のコスト構造改善も寄与

アピリッツ<4174>は、9月14日、2026年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表、売上高は前年同期をやや下回る水準での着地となったものの、不採算案件の収束や、全社的なコスト構造改革が進んで利益率が大きく改善し、各利益項目とも黒字転換した。

■第2四半期決算実績

売上高49億6400万円(前年同期比3.7%減)
営業利益1億6600万円(前年同期1800万円の赤字)
経常利益1億5600万円(同2500万円の赤字)
最終利益6700万円(同3500万円の赤字)

■セグメントごとの状況

①Webソリューション事業 売上高19億4500万円(前年同期比3.5%減)、セグメント利益2億3900万円(同3.9%増)
前期において収益を大きく圧迫した大型不採算案件が第1四半期期間末をもって収束し、売上高および収益構造の正常化が進んだ。不採算案件に伴うマイナス売上の解消により、売上高は通常時の水準へと回復した。

費用面においては、外注費の削減が着実に進み、原価の低下傾向が継続した。また、プロジェクト管理体制の高度化に向けた取り組みとして、受注選別基準の厳格化やPMO機能による進捗・コスト管理の強化を継続的に推進しており、高付加価値・大型案件へのシフトを図った。

人材面においては、若手中心の体制からミドル〜シニア層を中核とした構造改革を推進しており、1億円以上の大型SI案件の受注比率も高まった。

②デジタル人材育成派遣事業 売上高7億8400万円(同7.0%減)、セグメント損益1000万円の赤字(前年同期2400万円の黒字)
前期に発生した大口プロジェクト終了に伴う待機人員の解消が段階的に進み、稼働人数は回復基調で推移した。第2四半期期間における稼働人月は524人月となり、待機人数は前四半期をピークに減少傾向にある。

また、従来の派遣モデルから高付加価値な受託開発モデルへの事業転換を推進しており、一部のWeb開発機能をWebソリューションセグメントへ集約・統合することで、グループ内の開発リソースの最適化を図った。これにより、Web開発を含む実質売上高は直近四半期比で微増となっており、事業モデル転換の進捗が着実に現れた。

費用面においては、待機人員の稼働確保を推進しつつ、コスト最適化をさらに推進した。

③推しカルチャー&ゲーム事業 売上高22億7600万円(同2.2%減)、セグメント利益2億5900万円(同98.2%増)
第2四半期期間は例年閑散期にあたるものの、継続的なコストコントロールによる原価低減が進捗し、前年同期を上回る水準で着地した。

推しカルチャー&ゲーム事業は、『けものフレンズ3』『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』『乃木坂的フラクタル』の安定運営を継続するとともに、受託開発運営案件複数タイトルを含む合計7タイトルの運営パイプラインを維持した。

費用面においては、外注費の軽減によるコスト構造の改善が寄与し、セグメント営業利益率は11.5%と安定的に推移した。

また、身体データとAIを活用した「Physical AI Solution」については、次世代の収益基盤構築に向けた新規事業領域として準備を進めた。

■通期業績予想は利益予想の上方修正を実施済み

2027年1月期通期の連結業績予想については、9月9日に利益予想の大幅な上方修正を実施しており、以下のとおり。

売上高108億4300万円(前期比8.9%増)
営業利益4億6200万円(前期3億900万円の赤字)
経常利益4億2400万円(同3億1700万円の赤字)
最終利益2億1700万円(同4億6500万円の赤字)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社アピリッツ
https://appirits.com/

会社情報

会社名
株式会社アピリッツ
設立
2000年7月
代表者
代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
決算期
1月
直近業績
売上高99億5500万円、営業損益3億900万円の赤字、経常損益3億1700万円の赤字、最終損益4億6500万円の赤字(2026年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4174
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