11月5日の主なゲーム企業の決算発表予定と、これまでに発表された決算内容の記事は以下のとおり。本日の注目は、クルーズ、アクセルマークの2社である。
クルーズは、『アヴァロンの騎士』、『神魔×継承!ラグナブレイク』、『Hunter × Hunter』といった看板タイトルに加え、新作『連携×討伐!ドラゴンブレイク』が注目される。『連携×討伐!ドラゴンブレイク』は、9月18日に配信されたタイトルなので第2四半期への業績寄与は限定的だろうが、初動と今後の見通しなどについて何らかのコメントが出るものと予想される。
また、アクセルマークについては、7月に「Mobage」でリリースした『ビックリマン コレクターズバトル』の運営状況のほか、セガネットワークスとの共同タイトル『反逆のシエルアーク』など新しい試みも行っている。『反逆のシエルアーク』については、9月10日配信ということで、業績に寄与するのは10~12月期以降になるだろう。初動が注目されるが、共同配信タイトルのため、情報はそれほど出せないかもしれない。
■主な決算発表
会社名 | コード | 決算期末 | 種別 |
クルーズ | 2138 | 3月31日 | 第2四半期 |
アクセルマーク | 3624 | 9月30日 | 本決算 |
セプテーニ・ホールディングス | 4293 | 9月30日 | 本決算 |
日本アジア投資 | 8518 | 3月31日 | 第2四半期 |
■決算発表
・ボルテージ、第1四半期は1.12億円の営業赤字…ネイティブやソーシャル好調で計画を上回る
・セガサミーHD、第2四半期は営業益57%増を達成 コンシューマ事業が11億円の営業黒字に!
・モブキャスト、2013年12月期の業績予想を下方修正 営業損益17.5億円の黒字→6.8億円の赤字に
・サイバーエージェント、13年9月期はAmebaの先行投資負担で営業益40%減 回収期に入る今期は93%増益見通し
・イマジニア、第2四半期は営業益59%減の2.18億円
・ドリコム、14年3月期の業績予想を下方修正 3億円の営業赤字に 『ファンタジスタドール』の未達と新作の配信時期変更で
・GMO、13年12月期の業績予想を上方修正! クラウドサービスと決済が好調 スマホゲームも300%増収
・ガンホー、第3四半期は営業益2741%増の685億円! ただし7~9月はQonQで2ケタ減益に
・コーエーテクモHD、第2四半期は経常益213%増、過去最高業績を達成 「討鬼伝」の好調やオンラインの復調などで
・Zynga、7~9月期の最終赤字は6.8万ドル 5272万ドルの赤字から大幅減 研究開発費や管理費の削減で
・ベクター、4~9月は1.3億円の営業赤字 オンラインゲーム事業が不調 コスト削減で赤字額は前年比で縮小
・イマジニア、第2四半期の営業益予想を96%上方修正! 原価低減と研究開発費のずれ込みで
・日本一ソフト、『魔女と百騎兵』好調で14年3月期の営業利益を2割上方修正 10月以降の業績は慎重な見通し
■決算説明会レポート
・コーエーテクモ決算説明会 襟川社長「ネイティブ市場は戦国時代」 新IP「討鬼伝」展開に意欲
・サイバーエージェント決算説明会、藤田社長「Ameba事業は10~12月にも黒字化」 SAP事業も複数タイトル投入で成長目指す
・ヤフー決算説明会 EC革命で「エンジニア5倍」 7~9月のゲーム関連部門は前四半期比5%増収
・KLab決算説明会 真田社長「IP獲得で外れリスクを減らす」戦略を主張 国内社員数は減少に転じる