【速報】DeNA、第1四半期の営業益は13%減の63億円 ブラウザタイトルの減収で ゲームアプリとベイスターズは好調【追記あり】

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(8月9日)、第1四半期(4~6月)の連結決算(IFRS)を発表しており、売上収益364億円(前年同期比4.8%減)、営業利益63億円(同13.0%減)、最終利益53億円(同3.0%減)だった。

 


同社によると、スポーツ事業が増収となったものの、ゲーム事業などが減収となったことを受けて、営業減益となった。売上原価や販売管理費の抑制などを行ったものの、減収はカバーできなかったようだ。ただし、ブラウザの減少によるもので、任天堂との協業タイトルなど貢献でアプリタイトルは伸びているという。

セグメント別の状況は以下のとおり。

①ゲーム事業
売上収益は同7.1%減の242億円、セグメント利益は7.0%増の73億円だった。ユーザ消費額は、国内のブラウザタイトルでは前年同期比で減少したものの、グローバルでのアプリタイトルにおけるユーザ消費額は国内既存タイトルの堅調な推移や、2017年3月期中にリリースした任天堂との協業タイトルの貢献などにより、前年同期比で増加した。

②EC事業
売上収益は同14.7%減の39億円(同14.7%減)、セグメント損益5億の赤字(前年同期は4億円の黒字)だった。旅行代理店サービスや決済代行サービスの取扱高は堅調に推移しましたが、オークションサービスの利用減少や、「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」の名称で運営してきた事業を譲渡したことため。なお、当社子会社のDeNAトラベルで判明した2017年3月期以前における、一部取引に係る原価計上漏れ等の修正を行い、追加計上すべき売上原価8億7200万円を計上したという。

③スポーツ事業
売上収益は15.8%増の63億円、セグメント利益は25.5%増の22億円だった。横浜DeNAベイスターズは、主催試合の入場者数が増加し、好調に推移した。


 
■第2四半期の業績見通し

2018年3月通期の業績予想は非開示だが、第2四半期の業績予想を発表した。売上収益は前年同期比4.9%減の728億円、営業利益が同6.7%減の142億円、最終利益が同5.6%減の106億円を見込む。

 


 
■追記

前四半期との比較では、売上収益が前四半期比4.0%増、営業利益が同42.2%増となる。また第2四半期の見通しをみると、売上収益が0.5%減、営業利益が21.9%増となる。ゲームとECの売上収益と営業利益が苦戦する一方、プロ野球が開幕したことで、横浜DeNAベイスターズの収益が全体を押し上げたようだ。業績推移のグラフは以下のとおり。

 
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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