ネクソン、1Qは売上高21%増、営業益37%増で過去最高業績を達成 『アラド戦記』など中国事業が好調 為替の対ウォンでの円安推移も寄与

ネクソン<3659>は、5月10日、2018年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算(IFRS)を発表、売上収益905億円(前々期比21.0%増)、営業利益547億円(同37.6%増)、最終利益466億円(同2.3倍)となった。主力ゲームタイトルが世界で堅調に推移したことにより、過去最高業績を達成した。
 

韓国ウォンの対円為替レートが前年同期比で円安傾向へ推移したことによる為替の好影響と、中国事業が特別に好調であったことにより売上収益は大きく成長した。中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』の旧正月向けに実施したコンテンツアップデートおよびアイテム販売がユーザーの好評を博したことなどにより好調に推移した。

韓国においては、第1四半期連結累計期間にローンチした『熱血江湖 M』『Durango: Wild Lands』、前期にローンチした『OVERHIT』『AxE』の寄与により前年同期比でモバイル事業が大きく成長した一方で、主力タイトル『EA SPORTS FIFA Online 3』の『EA SPORTS FIFA Online 4』へのサービス移行時期が近づいている影響と、『アラド戦記』が2016年に実施した大型アップデートの効果の継続により、特別に好調であった前年度の第1四半期との比較であったことから、PC事業の売上収益が前年同期比で減少した。

北米においては、前第4四半期連結会計期間に連結子会社となったピクセルベリー・スタジオズが配信している『CHOICES: STORIES YOU PLAY』の寄与によ
り前年同期比で増加した。

なお、日本については、PCオンラインゲーム、モバイルゲームともに減収となり、売上収益24億円(前年同期比30.1%減)、セグメント損益17億円の赤字(前年同期9億円の赤字)となった。

なお、2018年12月期通期の予想は非開示で、第2四半期累計(1~6月)の業績予想のみを開示。第2四半期は売上収益1355億円~1395億円(前年同期比11.3%~14.5%増)、営業利益652億円~682億円(同16.4%~21.8%増)、最終利益574億円~600億円(同46.9%増~53.5%増)の見込み。
 

 
株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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