ユークス、21年1月期は売上高32%減の26.5億円、営業損失1.7億円と減収・赤字幅縮小 22年1月期は複数開発進み黒字転換を見込む

ユークス<4334>は、2021年1月通期の連結決算を発表し、売上高26億5000万円(前の期比32.5%減)、営業損失1億7400万円(前の期は5億2700万円の損失計上)、経常損失3億2900万円(同は3億4200万円の損失計上)、最終損失は4億1500万円(同6億4800万円の損失計上)と減収・赤字幅縮小となった。

売上総利益は倍増となったものの、受注先1社に対する売掛債権に回収懸念が生じたため販売管理費に貸倒引当金繰入額1億1500万円を計上したことが響いた。為替相場の変動による為替差損の発生もネガティブに作業した。このほか、企業価値向上に向けた収益力強化と体質改善を目的として構造改革を実施し、構造改革費用8900万円を計上した。


・売上高:26億5000万円(前期比32.5%減)
・営業損失:1億7400万円(前期は5億2700万円の損失計上)
・経常損失:3億2900万円(前期は3億4200万円の損失計上)
・最終損失:4億1500万円(前期は6億4800万円の損失計上)


同社グループの受託ソフトでは、アクションゲーム「ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS」(プレイステーション4・ニンテンドースイッチ用)が2020年12月24日に発売した。

自社コンテンツの「AR performers」では、新型コロナウイルスの影響により延期となっていた「アニメARP Backstage Pass 後夜祭 "Celebrate Good Time" -EXTEND-」が2020年8月15日、16日にオンラインで開催した。また、2020年12月13日には配信音楽フェス「Infinity Live FES2020」に参加した。

新規案件としては、新進気鋭の米国プロレス団体である「All Elite Wrestling」(略称「AEW」)から、同団体をモデルとしたプロレスゲームの開発受託をした。同社は、次期主力プロジェクトにするため、プロレスゲームとして世界最高のチームを編成し、世界に衝撃を与えるプロレスゲーム開発を行っている。

パチンコ・パチスロ分野では、複数タイトルの画像開発プロジェクトが終了している。


 
■2022年1月通期の見通し

なお、2022年1月通期は、売上高は28億7200万円、営業利益は1億4300万円、経常利益は3億1400万円、最終利益は2億6200万円と増収・黒字転換を見込む。ゲーム、パチンコ・パチスロ、モバイル各分野で、複数のプロジェクトの開発が進んでいるという。


・売上高:28億7200万円(前期比8.4%増)
・営業利益:1億4300万円(前期は1億7400万円の損失計上)
・経常利益:3億1400万円(前期は3億2900万円の損失計上)
・最終利益:2億6200万円(前期は4億1500万円の損失計上)
株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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