ゲオHD、第1四半期決算は営業利益67%減の11億5500万円と大幅減…ゲームと映像レンタルで巣ごもり特需の反動

ゲオホールディングス<2681>の第1四半期(21年4~6月)の連結決算は、売上高760億8800万円(前年同期比8.2%減)、営業利益11億5500万円(同67.5%減)、経常利益13億4100万円(同63.1%減)、最終利益5億2600万円(同78.0%減)と大幅な減益で着地した。ゲーム関連や映像レンタルで前年同期に発生した巣ごもり特需の反動があった、としている。

・売上高:760億8800万円(同8.2%減)
・営業利益:11億5500万円(同67.5%減)
・経常利益:13億4100万円(同63.1%減)
・最終利益:5億2600万円(同78.0%減)

リユース系リユース商材については、特に2nd STREETが主力とする衣料品について外出自粛の影響を強く受け、依然として回復途中という状況であった。しかしながら、消費者の環境意識の高まり並びに節約・生活防衛志向もあり、リユース商材の市場規模は拡大していくとの想定のもとに、2nd STREETを今期60店舗の新規出店を計画し、第1四半期中に15店舗の出店をした。

メディア系リユース商材については、新品ゲーム機本体の需給バランスの不均衡が改善方向に進んだことによりリユースゲーム機本体の在庫の確保が可能となり、販売につながるという良いサイクルへの改善傾向が見られた。一方、リユースゲームソフトについては昨年発生した巣ごもり特需には及ばず、メディア系リユース商材全体の売上は減少した。

ゲーム機本体とゲームソフトを主力とする新品商材については、前期に発生した巣ごもり特需からの反動により売上は減少したが、需要が供給を上回る状態からバランスの取れた需給状況に移行している。

DVD等映像レンタルを主な商材とするレンタルについては、前第1四半期は外出自粛からの巣ごもり需要が発生し業績に寄与したが、第1四半期では、前期から続いている映画の劇場公開の延期等の影響から新作タイトルの供給減少状態は継続しており、売上を大きく減らした。この減少傾向は、映像配信サービスの普及もあり当面継続することを想定している。

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