【決算レポート】Aiming、21年7~9月は営業益22%減の3億円 『DQタクト』広宣費や新作開発費で 10~12月は84%減の4800万円と大幅減益に

木村英彦 編集長
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Aiming<3911>の2021年12月期の第3四半期(21年7~9月)の決算は、売上高31億1300万円(前四半期比22.6%増)、営業利益3億0100万円(同22.6%減)、経常利益3億円(同22.3%減)、最終利益2億6700万円(同19.8%減)となった。

・売上高:31億1300万円(同22.6%増)
・営業利益:3億0100万円(同22.6%減)
・経常利益:3億円(同22.3%減)
・最終利益:2億6700万円(同19.8%減)

 『ドラゴンクエストタクト(DQタクト)』について1周年イベントを実施したことで売上を大きく伸ばしたものの、1周年にあわせて『DQタクト』の広告宣伝費を増やしたことや新規開発案件の増加が収益を圧迫した、としている。

 前四半期比で20%超の減益となったものの、当初の業績予想に対して売上高で7.1%、営業利益で49.0%、経常利益で48.5%、最終利益で47.5%上回る着地となった。

 続く第4四半期(21年10~12月)については、売上高24億2900万円(前四半期比21.9%減)、営業利益4800万円(同84.0%減)、経常利益4800万円(同84.0%減)、最終利益4700万円(同82.3%減)を見込む。

・売上高:24億2900万円(同21.9%減)
・営業利益:4800万円(同84.0%減)
・経常利益:4800万円(同84.0%減)
・最終利益:4700万円(同82.3%減)

 『恋するコーデ ペアリウム』のリリースや、『CARAVAN STORIES』や『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の年末施策や周年イベント、制作/運営受託での納品/検収で一定の売上が見込めるものの、既存タイトルの経年による減少や、『無職転生』の運営受託終了もあり、売上高は好調だった前四半期には及ばないとみているという。

利益面では、減収効果に加えて、周年イベントへの広告宣伝費や期末賞与の計上などを行うため減益予想にしたという。このほか、2022〜2023年配信に向けて3~4タイトルを準備を行っているという。