【ゲーム株概況(11/15)】上方修正のブシロードやコトブキヤ、「メタバース」関連でBOIがストップ高まで買われる ガンホーや日本一も大幅高に
11月15日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続伸となった。前週末比で166.83円高の2万9776.80円でこの日の取引を終えた。前週末の米国株式市場で買われた流れを引き継いだことに加えて、国内企業の好決算を好感した買いも入ったようだ。トヨタや東京エレクトロンなど主力株の一角が上場来高値を更新した。
こうしたなか、ゲーム関連株についても同様で、好決算あるいは、テーマ性のある銘柄に物色の矛先が向かった。ブシロード<7803>がストップ高。第1四半期の連結決算は、売上高104億8400万円、営業利益13億2100万円と四半期として過去最高となった。あわせて通期の経常利益を13億円から31億円に引き上げた。
バンク・オブ・イノベーション<4393>もストップ高。21年9月通機決算は、営業損失8億円と赤字となったものの、メタバースのプロジェクトを組織化したと発表したことが材料視された。現在、試作段階に入っているとのことで、リリース時期は未定だ。
壽屋<7809>もストップ高。第1四半期決算で、営業利益が666.5%増の6億2500万円と大幅な増益となった。「メガミデバイス」や「フレームアームズ・ガール」などが好調だったほか、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」のフィギュアも伸びたという。同時に22年6月通期の営業利益を12億円から17億円に増額した。
このほか、好決算を発表した日本一ソフトウェア<3851>、好業績と自社株買いのガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>なども大きく買われた。マイネット<3928>は決算への警戒感から売られていたが、この日はストップ高まで買われた。
他方、フリュー<6238>はさえない。9月中間期の連結決算を発表し、売上高167億2800万円(前年同期比57.4%増)、営業利益26億8700万円(同194.9%増)と大幅な増収増益を達成した。ただ、同時に発表した10月の月次売上高が27.3%増にとどまったことが気にされたようだ。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1055億0500万円、営業利益276億4900万円、経常利益289億8500万円、最終利益190億2200万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高487億9900万円、営業利益33億8500万円、経常利益45億300万円、最終利益20億5000万円(2023年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高105億4200万円、営業損益3億9900万円の赤字、経常損益4億1900万円の赤字、最終損益16億3300万円の赤字(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928
会社情報
- 会社名
- 株式会社日本一ソフトウェア
- 設立
- 1993年7月
- 代表者
- 代表取締役会長 北角 浩一/代表取締役社長 世古 哲久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高48億3300万円、営業利益7億4500万円、経常利益9億4100万円、最終利益6億7200万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3851
会社情報
- 会社名
- 株式会社壽屋(コトブキヤ)
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 清水 一行
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高142億9200万円、営業利益23億3700万円、経常利益23億3200万円、最終利益16億2100万円(2022年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7809