【決算レポート】KLab、第3四半期は主力タイトルの"周年"でなんとか営業黒字に EA協業タイトルや『ダンまち』など新作リリースまで耐える期間か

KLab<3656>の2021年12月期の第3四半期(7~9月)の連結決算は、売上高63億7100万円(前四半期比7.1%増)、営業利益1億1300万円(前四半期は3億3700万円の損失)、経常損失3100万円(同4億3200万円)、最終損失6100万円(同3億2100万円)と増収・営業黒字転換となった。主力タイトルで周年イベントを実施したことによるものだが、前年同期の実績、そして会社想定も下回る着地となった。

・売上高:63億7100万円(同7.1%増)
・営業利益:1億1300万円(同3億3700万円の損失)
・経常損失:3100万円(同4億3200万円)
・最終損失:6100万円(同3億2100万円)

 

『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』と『BLEACH Brave Souls(ブレソル)』など複数タイトルで周年キャンペーンを行ったことが奏功し、前四半期実績を上回った。各タイトルが減衰傾向で推移しているため、前年同期の実績は下回った。これに伴い、営業利益は黒字に転換した。

各タイトルの状況は以下のとおり。

 

海外売上高は前四半期比で9.3%増の27億6200万円となった。『ブレソル』の周年キャンペーンが寄与してQonQでは増収となったが、前年同期との比較では25.9%減った。

 

費用面では、売上原価と販売管理費は横ばいだった。Electronic Artsとの協業タイトルと「ダンまち」の開発は計画通りに進行しているが、これに伴い、ゲーム開発費の資産への振り替えも増えた。

 

なお、2021年12月通期の業績は、売上高240億円(前期比29.3%減)、営業損失16億円(前期は21億4900万円の利益)、経常損失17億円(同15億6400万円の利益)、最終損失23億円(同7億6700万円の利益)を見込む。こちらは従来のレンジ予想を下回るとして、下方修正も同時に行った。

・売上高:240億円(同29.3%減)
・営業損失:16億円(同21億4900万円の利益)
・経常損失:17億円(同15億6400万円の利益)
・最終損失:23億円(同7億6700万円の利益)

 

全体的に厳しい内容の決算となっているが、今後の業績回復は、新作タイトル次第といった状況のようだ。まず、直近でのリリースを控えている『ラピスリライツ』の活躍に期待したいところだ。

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高339億円、営業利益21億円、経常利益15億円、最終利益7億6000万円(2020年12月期)
上場区分
東証一部
証券コード
3656
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