coly、第3四半期決算は売上高12%増の45億円、営業益11%減の10億円…ゲームとMDが売上増も新作ゲームの開発費が収益圧迫

coly<4175>は、2022年1月期の第3四半期累計(21年2月~10月)の決算を発表し、売上高45億5000万円(前年同期比12.7%増)、営業利益10億6600万円(同11.9%減)、経常利益10億3400万円(同14.5%減)、最終利益6億6700万円(同15.7%減)と増収・減益となった。

同社では、「魔法使いの約束」を中心とするモバイルオンラインゲームとMD(マーチャンダイジング)の売上が伸びたものの、新作開発費が増加したことが主な要因としている。

・売上高:45億5000万円(同12.7%増)
・営業利益:10億6600万円(同11.9%減)
・経常利益:10億3400万円(同14.5%減)
・最終利益:6億6700万円(同15.7%減)

新型コロナウイルス感染症の蔓延による緊急事態宣言の再発令に起因し、MDの対面販売イベントの一部中止や延期があったものの、通信販売を用いて対面販売イベントのオンライン化を行うなどの対策を迅速に講じた。また前事業年度に在宅勤務体制に移行したことで、モバイルオンラインゲームの開発・運営に特段の影響はなく、安定して事業運営を継続することができた。

既存のモバイルオンラインゲームについては、2019年にリリースした「魔法使いの約束」が11月に1周年を迎えた以降も好調に推移したことや、それに伴いMD売上が増加したことにより売上高は同12.7%の増収となった。一方で、新規タイトルの開発に注力したことで研究開発費が増加し営業利益ベースでは同11.9%の減益となった。


■2022年1月通期の見通し
続く2022年1月通期の業績については、売上高65億1600万円(前期比2.9%増)、営業利益15億6200万円(同24.6%減)、経常利益15億3000万円(同26.1%減)、最終利益9億9500万円(同29.2%減)を見込む。こちらは従来予想から引き下げた。

・売上高:65億1600万円(同2.9%増)
・営業利益:15億6200万円(同24.6%減)
・経常利益:15億3000万円(同26.1%減)
・最終利益:9億9500万円(同29.2%減)

計画に対する進捗率は、売上高69.8%、営業利益68.2%、経常利益67.6%、最終利益67.0%となっている。

・売上高:69.8%
・営業利益:68.2%
・経常利益:67.6%
・最終利益:67.0%

株式会社coly(コリー)
https://colyinc.com/

会社情報

会社名
株式会社coly(コリー)
設立
2014年2月
代表者
代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
決算期
1月
直近業績
売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4175
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