USEN-NEXT HD、第3四半期決算は営業利益8%増の135億円 『U-NEXT』堅調、通信や業務用システム、エネルギーも拡大
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、7月7日、第3四半期累計(21年9月~22年5月)の連結決算を発表し、売上高1747億1200万円(前年同期比13.5%増)、営業利益135億3000万円(同7.9%増)、経常利益128億1000万円(同7.4%増)、最終利益68億0700万円(同1.7%増)と増収増益だった。
・売上高:1747億1200万円(同13.5%増)
・営業利益:135億3000万円(同7.9%増)
・経常利益:128億1000万円(同7.4%増)
・最終利益:68億0700万円(同1.7%増)
コンテンツ配信事業の主力サービス『U-NEXT』は巣ごもり需要が落ち着きつつあるものの、引き続き会員数が堅調に推移した。『ONLY ON戦略』を展開し、「U-NEXTでしか観られない」「見放題で楽しめるのはU-NEXTだけ」という独占配信作品の強化にも取り組んだ。通信事業や業務用システム事業、エネルギー事業もそれぞれ好調だった。
『U-NEXT』の業況は以下のとおり。「映画館で映画を観る体験」に重きを置き、「映画館に送客できる動画配信サービス」の実現を目指しており、「U-NEXTポイント」で、従来の映画館に加え新たにTOHOシネマズの映画チケットを購入可能とするとともに、「U-NEXT×TOHOシネマズ」のコラボキャンペーンをスタートさせた。
コンテンツについては、競争環境が激化するなかで、今までの『カバレッジ戦略』に加え、新作・話題作やスポーツコンテンツ、音楽コンテンツのライブ配信を開始するなど同社の独占作品をグレードアップさせるかたちで『ONLY ON戦略』を展開し、「U-NEXTでしか観られない」「見放題で楽しめるのはU-NEXTだけ」という独占配信作品の強化にも取り組んできた。
その一環として、男子ゴルフで松山英樹選手の連覇&タイガー・ウッズ選手の復帰に注目が集まった『マスターズ2022』をマルチチャンネルで独占生配信するなど、一層コンテンツのラインナップ拡充を図るとともに、毎月配信が開始する多くの作品の中から独占作品、見放題独占作品を含むおすすめの配信作品を選定して紹介している。
『U-NEXT』は、22万本以上の映画、ドラマ、アニメが見放題で楽しめるほか、公開・放送したばかりの最新作を含む3万本以上のレンタル作品、さらに76万冊以上のマンガや書籍もラインナップしており、1つのアプリで「観る」「読む」をシームレスに楽しめる、ジャンルを超えたエンタメ体験をお届けしている。
また、ユーザーエクスペリエンスの改良においては、メーカー各社より新たに販売するテレビの付属リモコンに「U-NEXTボタン」の搭載をすすめ、ユーザーに快適にサービスを利用できるよう取り組んでいる。
契約者数増加の面では、同社グループのY.U-mobileが販売するMVNOサービス『y.u mobile(ワイユーモバイル)』と映像配信サービス『U-NEXT』のセットプランを開始するなど、新たなチャネルでの獲得施策にも引き続き取り組んできた。
■2022年8月通期の業績見通し
2022年8月通期の業績は、売上高2200億円(前期比5.6%増)、営業利益170億円(同8.9%増)、経常利益160億円(同8.3%増)、最終利益85億円(同5.7%増)、EPS191.40円を見込む。
・売上高:2200億円(同5.6%増)
・営業利益:170億円(同8.9%増)
・経常利益:160億円(同8.3%増)
・最終利益:85億円(同5.7%増)
・EPS:191.40円
計画に対する進捗率は、売上高79.4%、営業利益79.6%、経常利益80.1%、最終利益80.1%となっている。
・売上高:79.4%
・営業利益:79.6%
・経常利益:80.1%
・最終利益:80.1%
会社情報
- 会社名
- 株式会社U-NEXT HOLDINGS
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 宇野 康秀
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9418