データの力でゲームの可能性を解放する…ゲームに特化した分析サービスが好評だったシンキングデータブース 華やかなTGSの舞台裏で活況呈するビジネスブース(7)

「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」が開催され、大盛況のうちに幕を閉じた。TGSといえば、華やかな新作タイトルの数々、有名人が出演するステージイベント、ブースを彩るコンパニオンたち、そしてコスプレイヤーたちに注目が集まることが多いが、このコーナーではビジネスデーのみ登場する、ちょっと地味でわかりづらい「ビジネスソリューション」にフォーカスを当てる。

出展社全てというわけにはいかなかったが、ピックアップした企業の担当者から会社紹介やTGS出展に至った経緯、出展してどのような効果があったのかなどさまざまなお話を伺うことができた。いずれもインタビューは、TGS2日目、ビジネスデー最終日にあたる2023年9月22日に行った。

今回の記事では、シンキングデータ株式会社を取り上げる。シンキングデータといえば、当サイトでも何度か記事として取り上げたことがあるが、「Thinking Engine」というゲーム業界に特化した分析プラットフォームサービスを展開している。今回の出展で、ゲーム業界に携わる人々からどのような相談を受けたのか、出展の手応えなどを伺った。

――:よろしくお願いいたします。まずは御社についてご紹介をお願いします。

当社は、株式会社シンキングデータという会社です。シンガポールに本社を構え、ゲームに特化したデータ分析ソリューションを提供しているグローバルテクノロジー企業です。2015年創業から900社以上を支援しており、5000本以上のゲームタイトルのデータを分析しています。

2022年8月、国際化戦略の重点市場として、日本へ本格参入しました。ツールに留まらずゲームにおけるデータ分析メソッドやナレッジからデータ分析のサポートサービスまで提供しており、ゲームに特化した分析のお手伝いをしております。

――:出展の経緯についてもお聞かせいただけますか。

日本参入後、国内のゲーム会社からも好評をいただけており、利用も増えておりますが、より一層の認知の拡大も考え、出展いたしました。

実際に、ご利用いただく企業様のリード獲得という面では、web広告などにて事は足りるかもしれませんが、われわれは「誰もがデータアナリストになりデータの可能性を解き放つ」という考えにてゲーム業界を盛り上げていきたいと考えております。

▲ブースでは、データを活用方法や仕組みを発展させようというメッセージを”まだ井戸から、水(データ)汲んでない?”というキャッチーコピーで来場者の目を引いていた。

ですから、普段からイベントを行い、多くのゲーム会社様と交流を持つことも重視しています。その考えから、日本のゲーム業界でのシンボリックなイベントである東京ゲームショウにも出展することにしました。

――:反響としては、いかがでしょうか。

思いのほか、足を止めて、サービスについて聞いていただける方が多く、多くの方々と意見交換ができたかなと思います。

各ゲーム会社さんの課題感もお聞きすることができましたし、「Thinking Engine」のご紹介もさせていただくと、「こんなサービスあったんだ」と関心を持っていただく会社様もいらっしゃいました。

昨今では、ゲームをどう成長させるか、長く運用するにはどうすれば良いかをより考えないといけないと感じている方も多く、「Thinking Engine」を知っていただく良い機会になったと思います。

――:来年も出展したいとお考えでしょうか。

そうですね。われわれも日本のゲーム会社さんのお役に立ち、業界を盛り上げていきたいと考えていますので、こういった機会には積極的に参加していきたいですね。

――:ありがとうございました。

他にも、gamebizではシンキングデータの特設ページも用意している。ゲーム分析におけるTipsや「Thinking Engine」に関する情報も掲載されている。気になる人はこちらも確認してみよう。