ネクソン、第3四半期(1~9月)決算は売上収益24%増、営業益40.4%増に 既存タイトル成長に加えて『Wars of Prasia』や中国『MapleStory』も業績に寄与
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ネクソン<3659>は、11月9日、2023年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算(IFRS)を発表、『メイプルストーリー』『EA SPORTS FC MOBILE』『ブルーアーカイブ』の成長に加え、『Wars of Prasia』『デイヴ・ザ・ダイバー』、中国の『MapleStory: The Legends of Maple』の増収寄与により、過去最高の売上収益を達成した。
売上収益3387億7900万円(前年同期比24.3%増)
営業利益1301億9900万円(同40.4%増)
税引前利益1675億8900万円(同7.1%増)
最終利益1124億9600万円(同4.2%増)①韓国
『メイプルストーリー』が過去最高の四半期連結会計期間の売上収益を達成したことに加えて、3月に配信を開始したモバイル・PCクロスプラットフォーム対応の『Wars of Prasia』の増収寄与により、PCオンラインゲームの売上収益は前年同期比で増加した。『メイプルストーリー』 は7月の大型アップデートおよび9月に実施したイベントが好評を博したことから、アクティブユーザー数、課金ユーザー数およびARPPUが全て前年同期比で増加した。9月にタイトルを刷新した『EA SPORTS FC ONLINE』は、昨年からの好調を継続し、アクティブユーザー数および課金ユーザー数が前年同期比で増加した。モバイルゲームでは、9月にタイトルを刷新した『EA SPORTS FC MOBILE』のほか、『ブルーアーカイブ』および『メイプルストーリーM』の成長や、『Wars of Prasia』の増収寄与があったものの、『アラド戦記モバイル』および『HIT2』が前年同期比で減収となったことから、売上収益が前年同期比で減少した。
②中国
8月に配信を開始した『MapleStory: The Legends of Maple』および『ブルーアーカイブ』の増収寄与により、売上収益が前年同期比で増加した。主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』では、7月の夏季アップデートと9月の国慶節アップデートがともに好評を博し、パッケージ販売が前年同期比で増加したが、ユーザー数を高い水準に維持するために実施したイベントにおいて、魅力的な報酬を多く配布したことから、パッケージ以外のアイテム販売が前年同期比で減少した。その結果、イベントの効果により、アクティブユーザー数および課金ユーザー数は前年同期比で増加したものの、売上収益はわずかに減少した。③日本
『ブルーアーカイブ』の大幅な成長により、売上収益が前年同期比で増加した。④北米及び欧州
『メイプルストーリー』や複数のモバイルタイトルの成長および『デイヴ・ザ・ダイバー』の増収寄与により、売上収益が前年同期比で増加した。⑤その他の地域
『メイプルストーリー』およびローンチ後一定期間が経過したモバイルタイトルの売上収益が減少した一方で、『ブルーアーカイブ』の大幅な成長および『HIT2』や『デイヴ・ザ・ダイバー』の増収寄与により、売上収益が前年同期比で増加した。 -
■通期も大幅増収増益見込む
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なお、第3四半期決算と同時に発表した2023年12月期通期の連結業績予想については、以下のとおり。
主に『メイプルストーリー』や『EA SPORTS FC ONLINE』の売上収益が成長し、『Wars of Prasia』が今期から売上収益に寄与することにより、売上収益が前年同期比で大きく成長する見込み。また、売上収益の成長に伴い、営業利益や税引前利益も前年同期比で大幅に増加する見込み。
売上収益4267億円~4349億3800万円(前年同期比20.6%増~23.0%増)
営業利益1415億6300万円~1480億1800万円(同36.5%増~42.7%増)
税引前利益1831億4900万円~1896億900万円(同30.3%増~34.9%増)
最終利益1213億5300万円~1263億7400万円(同20.9%増~25.9%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659