エーアイ、第3四半期(4~12月)決算は売上高12%増、5000万円の営業黒字に転換 新製品「A.I.VOICE2」を12月に発売

  • エーアイ<4388>は、2月5日、2024年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、法人向け製品の防災分野およびロイヤリティ収入が堅調に推移していることに加え、コンシューマー向けの新製品「A.I.VOICE2」の発売もあり、増収・黒字転換を達成した。

    売上高5億1400万円(前年同期比12.1%増)
    営業利益5000万円(前年同期600万円の赤字)
    経常利益5100万円(同600万円の赤字)
    最終利益5300万円(同400万円の赤字)

    かねて取り組んでいた次期音声合成エンジン開発において、10月に新エンジン「AITalk6」を発表し、その最初の製品化として12月に「A.I.VOICE2」を販売開始した。

    また、コンシューマー向け分野において、オンラインくじサービス「からもるくじ」や、他社IPとのコラボレーションをした日本酒のオンライン販売、同社IPである琴葉姉妹の10周年記念ライブ開催に向けたクラウドファンディングの実施など、幅広く展開した。法人向け分野においても、防災分野での補助金を背景として堅調に推移した。

    今後は、セレンスの外国語音声合成エンジンを組み込んだAITalk6SDKの提供を開始するとともに、フュートレックとの経営統合を進め、音声合成の周辺事業分野を強化していく。

  • ■通期業績予想は1月31日に上方修正を発表

  • なお、2024年3月期通期の業績見通しについては、1月31日に上方修正を発表しており、以下のとおり。

    売上高7億2000万円(前期比13.6%増)
    営業利益5500万円(同176.6%増)
    経常利益5500万円(同145.4%増)
    最終利益8000万円(同388.8%増)

エーアイ

会社情報

会社名
エーアイ
企業データを見る