ポールHD、1Q(2~4月)決算は全業務において増収を達成 海外ソリューションのオフショア拠点での損失計上で営業赤字に

  • ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、6月10日、2026年1月期の第1四半期(2~4月)の連結決算を発表、全業務において増収を達成したものの、海外ソリューションのオフショア拠点で9400万円損失を計上したこともあり、赤字計上となった。

    なお、経常赤字が膨らんでいるのは為替差損4億3300万円を営業外費用に計上したため。

    売上高127億5900万円(前年同期比6.7%増)
    営業損益2200万円の赤字(前年同期1億2300万円の赤字)
    経常損益4億8000万円の赤字(同9100万円の赤字)
    最終損益6億900万円の赤字(同4億400万円の赤字)

    業務の種類ごとの状況は以下のとおり。

    ①国内ソリューション 売上高62億9600万円(前年同期比1.7%増)
    Tech市場向けのソフトウェアテストやシステム開発は案件の大型化が進み、売上高成長を牽引した。

    ②海外ソリューション 売上高48億6200万円(同12.9%増)
    海外のゲーム業界の環境が回復してローカライズやカスタマーサポートが増加したことに加え、昨年9月のGhostpunch Gamesの事業譲受による連結寄与や円安効果によって売上高が大きく増加した。

    ③メディア・コンテンツ 売上高16億100万円(同9.1%増)
    事業の選択と集中により不採算事業の撤退を進めつつも、制作受託業務を中心に売上高が増加した。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2026年1月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高550億5200万円(前期比5.4%増)
    営業利益12億200万円(同52.9%増)
    経常利益11億5800万円(同53.2%増)
    最終利益3億1000万円(前期6億9200万円の赤字)

ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高522億2500万円、営業利益7億8600万円、経常利益7億5600万円、最終損益6億9200万円の赤字(2025年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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