IGポート、2Q(6~11月)決算は売上高19%減、営業益70%減 前期の版権事業の好調の反動が響く 出版事業で「なろう」系ジャンルなどが苦戦 通期予想は据え置き
IGポート<3791>は、1月14日、2026年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、前年同期に「君に届け 3RD SEASON」や「劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が版権事業に大きく貢献した反動に加え、「なろう」系ジャンルなどの出版事業での苦戦もあり、減収減益となった。
■第2四半期累計(6~11月)決算実績
売上高62億1000万円(前年同期比19.2%減)
営業利益2億4800万円(同70.0%減)
経常利益2億9600万円(同64.4%減)
最終利益2億5700万円(同45.6%減)
■セグメントごとの状況
①映像制作事業 売上高38億1100万円(前年同期比14.9%増)、営業損益3億1000万円の赤字(前年同期6億9900万円の赤字)
テレビ用アニメーションは「左ききのエレン」「花ざかりの君たちへ」「春夏秋冬代行者 春の舞」など、劇場用アニメーションは「劇場版ハイキュー!! VS 小さな巨人」、配信用アニメーションは「Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi」「THE ONE PIECE」などを納品へ向けそれぞれ制作している。
テレビ用アニメーションの「SPY × FAMILY Season 3」は、納品しテレビでの放映となった。そのほかに、遊技機やCMなどのアニメーションを制作し納品した。
一部の作品については、制作期間の長期化や、人件費、CG制作費などの外注費が高騰しており、受注損失引当金を計上した。
②出版事業 売上高10億7700万円(同8.1%減)、営業利益1億2000万円(同53.7%減)
月刊誌「コミックガーデン」、コミックス「王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います 7巻」「転生貴族の異世界冒険録 14巻」など、定期月刊誌6点、並びに新刊コミックス・書籍79点を刊行した。
また、既刊コミックスの「魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~」は、電子書籍を中心に特に販売が好調だった。
なお、これまで売れ筋の作品であった「なろう」系ジャンルの続刊作品やオリジナル新規作品を含めた全体の売上が紙書籍・電子書籍ともに前年同期実績を下回っており、今後も市場の動向を見極めながら対応していく予定だ。
③版権事業 売上高10億1700万円(同64.1%減)、営業利益6億4100万円(同49.7%減)
「ハイキュー!!」「怪獣8号」「進撃の巨人」「BUBBLE」「SPY × FAMILY」などのシリーズタイトルを中心に、二次利用による収益分配を計上した。前期は「君に届け 3RD SEASON」や「劇場版 ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」の収入が大きく寄与したため、その反動で売上高は減少した。
④商品販売事業 売上高1億8500万円(同24.3%減)、営業損益9600万円の赤字(前年同期5900万円の黒字)
I.G & WIT Anime Studio Store や国内販売店への卸売りを行った。
■通期業績予想は変更なし
2026年5月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高157億7200万円(前期比8.0%増)
営業利益17億9200万円(同25.7%増)
経常利益16億5900万円(同16.9%増)
最終利益13億5800万円(同64.1%増)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高145億9800万円、営業利益14億2600万円、経常利益14億2000万円、最終利益8億2800万円(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3791