イオンファンタジー、26年2月期決算は経常益113%増の73億円と過去最高…中国で構造改革もプライズ中心に国内好調、為替差益も寄与

イオンファンタジー<4343>は、4月9日、2026年2月期の連結決算を発表し、売上高932億9000万円(前の期比6.9%増)、営業利益61億1400万円(同40.7%増)、経常利益73億5800万円(同113.9%増)、最終利益27億9000万円(前の期は18億1600万円の損失計上)だった。売上高と営業利益、経常利益は過去最高を更新し、最終利益も黒字に転換した。経常利益が大幅に伸びたが、これは期首から円安が進んだことで、営業外収益に為替差益18億2100万円を計上したため。 

・売上高:932億9000万円(同6.9%増)
・営業利益:61億1400万円(同40.7%増)
・経常利益:73億5800万円(同113.9%増)
・最終利益:27億9000万円(同18億1600万円の損失計上)

【国内事業】
売上高755億1600万円で同8.7%増、営業利益70億1900万円で同13.0%増となり、経常利益すべてで3期連続過去最高を更新した。既存店売上高は同105.7%と好調に推移した。

アミューズメント部門の主力であるプライズ部門は同105.3%と伸長し、特に子ども向けのキッズプライズは「とれやすいブース」の拡大が貢献し、同115.6%と大幅に売上を伸ばした。荒利率が高いメダル部門や体感部門でも、積極的な機械投資と販促活動により会員数・売上を順調に拡大した。

新規出店では、プレイグラウンドの新業態『のびっこ』ブランドを10店舗、大規模商業施設向けの『ちきゅうのにわ』を11店舗、小型専門店『スキッズガーデン』を2店舗出店した。アミューズメントの新業態である大型プライズ専門店『クレーン横丁 極』を2店舗出店し、食料品・日用品を主な品ぞろえとして新たな体験価値を提供した結果、この2店舗は計画を大幅に上回った。

【海外事業】
アセアン事業:売上高152億2200万円で同15.5%増と4期連続で過去最高を達成した。新規出店では都市部に加え地方への積極的な出店が売上拡大に貢献したが、都市部を中心とした競争激化で既存店の収益が低下したため、営業利益は4億6500万円で同60.9%減となった。これに対し、第3四半期以降に店舗活性化を加速させ、顧客ニーズに合わせた料金設定の見直しを実施した結果、収益は改善傾向にある。特にインドネシアは、地方中心の新規出店と既存店活性化が奏功し、売上高・営業利益ともに改善した。

中国事業:利益改善計画に基づく構造改革を実施し、不採算店舗の整理や経費削減を進めた結果、営業損失は13億6800万円となり、前の期の営業損失30億5200万円から16億8300万円減少した。しかし、競争環境の激化によるアミューズメントの不振や、閉店告知後の売上減少、一時区画の契約獲得未達が影響し、売上高は28億5000万円で同41.0%減となった。業務委託店舗『莫莉活力空間』55店舗を含む合計62店舗を出店する一方、大型・標準店舗51店舗を含む合計88店舗の不採算店舗を閉店した。

社会貢献活動として、サステナビリティ方針に基づき、世界7か国の子ども支援活動団体へ『あそんで募金』として合計1000万円を寄付した。子ども支援活動は、日本、中国、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの7か国で、社会福祉施設等への訪問や店舗へのご招待会などを延べ1万4466回実施し、149万0260人の子どもたちが参加した。

 

■2027年2月期の見通し

2027年2月期の業績は、売上高980億円(前期比5.0%増)、営業利益80億円(同30.8%増)、経常利益63億円(同14.4%減)、最終利益30億円(同7.5%増)、EPS151.67円を見込む。

・売上高:980億円(同5.0%増)
・営業利益:80億円(同30.8%増)
・経常利益:63億円(同14.4%減)
・最終利益:30億円(同7.5%増)
・EPS:151.67円

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