ゲーム・ネット企業の決算発表(2月10日)…バンダイナムコ、オプト、トランスコスモス、エキサイトなど
■バンダイナムコHD<7832>の第3四半期累計(4-12月期)の連結 → 詳細
売上高3233億円(前年同期比12.3%増)、営業利益307億円(同85.3%増)、経常利益308億円(同85.9%増)、四半期純利益163億円(同343.1%増)だった。
定番キャラクター玩具やカードなどの玩具周辺商材に加え、業務用ゲーム機、ソーシャルゲーム、家庭用ゲームソフトなどが好調に推移したことが主な要因。
第3四半期までの業績動向を踏まえ、2012年3月期の業績予想を上方修正。売上高4400億円(前回予想4200億円)、営業利益315億円(同250億円)、経常利益310億円(同260億円)、当期純利益185億円(同150億円)とした。修正率は、売上高4.8%増、営業利益26.0%増、経常利益21.2%増、当期純利益23.3%となる。
■トランス・コスモス<9715>の第3四半期累計(4-12月期)の連結
売上高1186億円(前年同期比5.4%増)、営業利益62億円(同40.8%増)、経常利益61億円(同41.7%増)、四半期純利益34億円(同18.1%減)だった。
コンシューマー向けのソフト販売や、海外でのコールセンターが好調だったことに加え、ITアウトソーシング関連のサービスが伸びた。純利益については、投資有価証券売却益などの減少や税金費用の増加などが主な要因。
■オプト<2389>の2011年12月期の連結 → 詳細
売上高622億円(前期比7.1%増)、営業利益11億円(同20.4%減)、経常利益12億円(同11.1%減)、当期純利益6億円(同0.7%増)だった。
インターネット広告や広告効果測定システムなどの売り上げが伸びたが、人員増や開発費など新規事業への投資が収益を圧迫したようだ。また子会社モバイルファクリーの業績不振も影響した。
2012年12月期は、売上高675億円(前期比8.6%増)、営業利益12億円(同11.5%増)、経常利益12億円(同6.8%減)、当期純利益4億円(同29.6%減)を見込む。
■エキサイト<3754>の第3四半期(4-12月期)の連結 → 詳細
売上高74億8500万円(前年同期比0.7%減)、営業利益1億8700万円(同221.4%増)、経常利益2億1700万円(同236.5%増)、四半期純利益2億2800万円(同1653.8%増)となった。
採算性の良い直販のネット広告が堅調に推移したほか、有料サービス、美容院検索サービス、ブロードバンド事業の収益改善が寄与した。事務所移転によるかちんの削減効果や決済代行手数料の料率見直しも奏功した。
2012年3月期は、売上高106億円(前期比3.7%増)、営業利益3億円(同41.6%増)、経常利益3億2000万円(同33.1%増)、当期純利益3億1000万円(同63.4%増)を見込む。
■エイチアイ<3846>の第3四半期(4-12月期)の連結 → 詳細
売上高10億1400万円(前年同期比23.3%減)、営業損益4億1900万円の赤字(前年同期1億2300万円の赤字)、経常損益4億2100万円の赤字(同1億3500万円の赤字)、四半期純損益4億3000万円の赤字(同1億5400万円の赤字)だった。
ミドルウェア「マスコットカプセル」の搭載端末であるフィーチャフォンが減少したことにより、収益力の高いライセンス収益の落ち込みが主な要因。
2012年3月期は、売上高20億6000万円(前期比6.8%減)、営業損益2億円の赤字(前期1億1500万円の黒字)、経常損益2億円の赤字(同1億0200万円の黒字)、当期純損益2億0500万円の赤字(同7600万円の黒字)を見込む。
■ガーラ<4777>の第3四半期累計(4-12月期)の連結 → 詳細
売上高33億2700万円(前年同期比2.2%減)、営業損益1900万円の赤字(前年同期300万円の赤字)、経常利益3200万円(同1700万円の赤字)、四半期純損益2億4200万円の赤字(同3億0700万円の赤字)だった。
日本と韓国のオンラインゲーム事業の売上高が堅調したことが主な要因。ただ、為替差益が発生したため、経常損益は黒字となった。また四半期純損益の赤字については、減損損失と持分法変動損失を特別損失として計上したため。
2012年3月期は、売上高45億8800万円(前期比0.6%増)、営業利益1億0800万円(同161.5%増)、経常利益1億4400万円(前期300万円)、当期純損益1億7000万円の赤字(同2億7100万円の赤字)を見込む。
■ウェブクルー<8767>、2012年9月期の上方修正
売上高155億円(前回予想135億円)、営業利益20億円(同18億円)、経常利益20億円(同18億円)、当期純利益11億円(同10億円)とした。修正率は、売上高14.8%増、営業利益11.1%増、経常利益11.1%増、当期純利益10.0%増とした。
「ズバット自動車保険」など比較サイト事業や引越関連事業が好調だったことに加え、子会社保険見直し本舗お当初見込みを上回る配当を行ったことが主な要因だった。
■アイフリーク<3845>の2012年3月期の連結業績予想を下方修正 → 詳細
売上高20億3500万円(前回予想28億5400万円)、営業損益3億8500万円の赤字(同1億2200万円の黒字)、経常損益1億3100万円の赤字(同3億7800万円の赤字)、当期純損益3億8700万円の赤字(同6900万円の黒字)となっている。
スマートフォンからフィーチャフォンへのシフトが進む中、モバイルコンテンツの配信とEコマースの売り上げが低迷したことに加え、商品の評価損8700万円を損失計上することが主な要因。
■ガイアックス<3775>の2011年12月期の連結
売上高34億2500万円(前年同期比15.4%増)、営業損益1億4500万円の赤字(前年同期1億1500万円の黒字)、経常損益1億5300万円の赤字(同1億0500万円の黒字)、当期純損益9900万円の赤字(同5900万円の黒字)だった。
既存プロダクトの拡販が奏功し、売上高は15%を超える伸びとなったものの、新規サービスの立ち上げや技術者を中心とした人材採用など積極的な投資を展開したため、営業損益段階から赤字となった。
2012年12月期は、売上高33億円(前期比3.7%減)、営業損益1億5000万円~5000万円の赤字、経常損益1億5000万円~5000万円の赤字、当期純損益1億5000万円~5000万円の赤字を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オプト
- 設立
- 2015年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 栗本 聖也
- 決算期
- 12月
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832