主要モバイルゲーム企業の2020年4~6月期の決算の決算を引き続き振り返ってみたい。今回は、この四半期の営業赤字計上企業についてを取り上げたい。
この四半期に営業赤字を計上した企業は、データ集計対象の33社中、9社となった。10社を下回ったのは、2017年7~9月期以来、11四半期ぶりとなる。具体的には、アクセルマーク<3624>、グリー<3632>、モブキャストHD<3664>、enish<3667>、ケイブ<3760>、Aiming<3911>、LINE<3938>、セガサミーHD<6460>、ブシロード<7803>がこの四半期に営業赤字を計上した。
前四半期との比較で見ると、2期連続での営業赤字計上となったディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が大幅な黒字転換を達成し、不採算タイトル整理や「のれん」などの減損損失を前四半期に計上するなど構造改革を進めたアエリア<3758>が黒字転換したほか、ボルテージ<3639>が四半期ベースで3年ぶり、オルトプラス<3672>は6年ぶりの黒字転換を果たした。
その一方で、グリーが構造改革の実施による一過性の費用計上で営業赤字に転落し、ブシロードも新型コロナウイルスの影響によるライブや興行、イベントの延期・中止が響き四半期ベースでは赤字計上となった。
注目されるのは、久しぶりの黒字転換を果たしたボルテージとオルトプラスだろう。ボルテージは、巣ごもり需要を追い風として日本語女性向け中心に売上が拡大したほか、電子書籍・動画・コンシューマも大きく伸びており、採用費やオフィス費用などコスト削減の効果も相まって黒字転換を果たした格好だ。
一方、オルトプラスは、アイディアファクトリーとの合弁会社アイディアファクトリープラスの手掛ける『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』がこの四半期から収益に寄与したことに加え、モブキャストゲームスから譲受したスポーツタイトルなども寄与し、売上高が創業以来の過去最高を記録したことがその要因となっている。
両社ともに次の7~9月期決算においてもこの好調を維持して黒字基調をキープしていけるのかどうか、引き続き注目されるところだ。
この四半期に営業赤字を計上した企業は、データ集計対象の33社中、9社となった。10社を下回ったのは、2017年7~9月期以来、11四半期ぶりとなる。具体的には、アクセルマーク<3624>、グリー<3632>、モブキャストHD<3664>、enish<3667>、ケイブ<3760>、Aiming<3911>、LINE<3938>、セガサミーHD<6460>、ブシロード<7803>がこの四半期に営業赤字を計上した。
前四半期との比較で見ると、2期連続での営業赤字計上となったディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が大幅な黒字転換を達成し、不採算タイトル整理や「のれん」などの減損損失を前四半期に計上するなど構造改革を進めたアエリア<3758>が黒字転換したほか、ボルテージ<3639>が四半期ベースで3年ぶり、オルトプラス<3672>は6年ぶりの黒字転換を果たした。
その一方で、グリーが構造改革の実施による一過性の費用計上で営業赤字に転落し、ブシロードも新型コロナウイルスの影響によるライブや興行、イベントの延期・中止が響き四半期ベースでは赤字計上となった。
注目されるのは、久しぶりの黒字転換を果たしたボルテージとオルトプラスだろう。ボルテージは、巣ごもり需要を追い風として日本語女性向け中心に売上が拡大したほか、電子書籍・動画・コンシューマも大きく伸びており、採用費やオフィス費用などコスト削減の効果も相まって黒字転換を果たした格好だ。
一方、オルトプラスは、アイディアファクトリーとの合弁会社アイディアファクトリープラスの手掛ける『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』がこの四半期から収益に寄与したことに加え、モブキャストゲームスから譲受したスポーツタイトルなども寄与し、売上高が創業以来の過去最高を記録したことがその要因となっている。
両社ともに次の7~9月期決算においてもこの好調を維持して黒字基調をキープしていけるのかどうか、引き続き注目されるところだ。