アエリア<3758>は、この日(2月14日)、2021年12月通期の連結決算を発表し、売上高215億4200万円(前の期比16.2%減)、営業利益8億3900万円(同130.5%増)、経常利益8億3500万円(同159.4%増)、最終利益5億8600万円(前の期は45億2100万円の損失)、EPS26.58円と大幅増益を達成した。
・売上高:215億4200万円(同16.2%減)
・営業利益:8億3900万円(同130.5%増)
・経常利益:8億3500万円(同159.4%増)
・最終利益:5億8600万円(同45億2100万円の損失)
・EPS:26.58円
主力のコンテンツ事業の採算が大きく改善したことが主な要因。不採算コンテンツ関連のコスト削減が奏功したという。最終が黒字に転換したのは、前の期に計上した減損損失42億円がこの期に計上されなかったことによる。
a.ITサービス事業
売上高は29億6200万円(前年同期比19.0%減少)、営業利益は6300万円(前年同期比35.6%減少)となった。データサービス事業を行うエアネットが安定した収益を獲得しているが、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行うファーストペンギンの決済代行収益並びにアフィリエイト広告収益の減少に伴い売上高及び営業利益が減少している。
b.コンテンツ事業
売上高は124億0100万円(前年同期比15.8%減少)、営業利益は8億5300万円(前年同期比196.7%増加)となった。スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行っている。コロナウイルス感染症の拡大によりイベント等の延期或いは中止に伴い売上高は減少しているが、前期において実施した不採算コンテンツに係るコスト削減効果により営業利益は増加している。
c.アセットマネージメント事業
売上高は62億6900万円(前年同期比15.5%減少)、営業損失は7700万円(前年同期は営業損失2300万円)となった。不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行っている。コロナウイルス感染症の拡大により十分な営業活動ができないことから売上高は減少し、また建築資材の不足及び高騰により原価が増加したことにより営業損失となっている。
■2022年12月通期の見通し
続く2022年12月通期の業績については、売上高220億円(前期比2.1%増)、営業利益10億円(同19.2%増)、経常利益9億円(同7.8%増)、最終利益7億円(同19.4%増)、EPS31.74円を見込む。
・売上高:220億円(同2.1%増)
・営業利益:10億円(同19.2%増)
・経常利益:9億円(同7.8%増)
・最終利益:7億円(同19.4%増)
・EPS:31.74円
会社情報
- 会社名
- 株式会社アエリア
- 設立
- 2002年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3758