サイバーステップ、22年5月期は売上高39.2%減、13.5億円の営業赤字を計上 事業構造の再構築による規模縮小が影響

  • サイバーステップ<3810>は、7月15日、2022年5月期の連結決算を発表、事業構造の再構築の一部施策として営業所の規模の縮小を進めたこともあり、前年同期比で大幅な減収、赤字幅拡大となった。

    なお、最終赤字が膨らんでいるのは、事業構造改善費用2億2800万円と固定資産の減損損失2億9300万円を特別損失に計上したことも影響している。

    売上高74億1600万円(前々期比39.2%減)
    営業損益13億5300万円の赤字(前々期8億1200万円の赤字)
    経常損益14億8800万円の赤字(同9億2300万円の赤字)
    最終利益20億9700万円の赤字(同11億5600万円の赤字)

    主力事業である「オンラインクレーンゲーム・トレバ」は、継続率向上を主軸として、国内外向けの定期的なキャンペーンを積極的に実施しつつ、サービスの付加価値を高めて新たな顧客層の開拓を進め、システム面では継続して操作性の向上を目的としたアップデートに努めた。

    売上高は、継続的な販促活動と共に事業構造の見直しによる拠点運営の効率化を図る取り組みや景品仕入費用への資金の充当によるサービスの質の向上を背景にある程度の集客に対する効果を見込んでいたが、想定より売上高の向上へ寄与するまでには至らなかった。

    コスト面においては、主に「トレバ」および新規事業における国内外向けプロモーション費用や事業基盤の強化に伴う運営費用および人件費が引き続き増加した。

    ■通期予想は非開示
    2023年5月期の連結業績予想については、現段階で合理的な業績予想の算定が困難なことから未定としている。今後、適正かつ合理的な予想が算出可能となった時点で速やかに公表する予定だ。

サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
企業データを見る