ワンダープラネット、第1四半期(9~11月)決算は2ケタ増収も2.3億円の営業赤字を計上 『アリスフィクション』の運営費削減で立て直しへ
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ワンダープラネット<4199>は、1月13日、2023年8月期の第1四半期(9~11月)の決算を発表、『アリスフィクション』の売上が加わったほか、国内版の『クラッシュフィーバー』が好調に推移したことで大幅な増収を達成した。
一方で、『アリスフィクション』の運営費用の負担が大きく、赤字幅が拡大した。
売上高8億3200万円(前年同期比24.5%増)
営業損益2億3700万円の赤字(前年同期1億3000万円の赤字)
経常損益2億4000万円の赤字(同1億3100万円の赤字)
最終損益2億3800万円の赤字(同9200万円の赤字)エンターテインメントサービス事業では、オリジナルタイトル『クラッシュフィーバー』や『アリスフィクション』、LINEとの協業タイトル『ジャンプチ ヒーローズ』において、多くのユーザーに長期的に楽しんでもらえる運営に取り組んだ。
『クラッシュフィーバー』は、日本版、海外版を配信しており全世界のダウンロード数は1400万人を突破した。MAU(月次アクティブユーザー数)はコラボイベントや1400万ダウンロードイベント、海外版6周年イベントなどを実施し、堅調な推移となった。
2022年7月に配信を開始した『アリスフィクション』は、世界同時運営で配信をしており、世界合計のダウンロード数は100万人を突破した。100万ダウンロードイベントやオリジナルイベントなどの実施でMAUの維持に努めながら、広告費、運営費の削減を図っている。
『ジャンプチ ヒーローズ』は、日本版および繁体字版を配信しており、全世界のダウンロード数は2000万人を突破している。MAUは4.5周年イベントやオリジナルイベントなどの施策を行ったが想定を下回る推移となった。
なお、2020年9月にサムザップとの協業タイトルとして配信を開始した『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ繁体字版』は、2022年11月にサービスの提供を終了した。
中長期的な収益の拡大に向けた新規開発については、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトルの開発に前事業年度に引き続き、取り組んでいる。
■通期予想は引き続き非開示
2022年8月期通期の連結業績予想は非開示。現時点で会社全体での合理的かつ信頼性のある業績予想の策定および公表が困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199