【クリエイターの広報術:番外編(6)】画像素材は整理しすぎないほうがいいかも――メディアが助かる画像共有のポイント

木村英彦 取締役 編集長
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プレスリリースを受け取って記事を書く際、文章そのものと同じくらい重要なのが画像素材だ。キービジュアルやスクリーンショット、ロゴ、キャラクター画像など、記事を構成するうえで欠かせない要素である。

しかし、せっかく画像を用意していても、共有方法によってはメディア側の作業負担が大きくなってしまうことがある。

今回は、画像素材の共有で見直したいポイントについて紹介したい。

 

■フォルダを細かく分けすぎると探しづらい

画像共有でよく見かけるのが、フォルダを細かく分類した構成だ。

・キービジュアル
・スクリーンショット
・キャラクター画像
・ロゴ
・アイコン
・ムービーその他

一見すると整理されていて親切に見える。もちろん、大規模タイトルのように数百点の素材がある場合は必要な整理だろう。

しかし、インディーゲームや小規模タイトルの場合、素材数はそこまで多くないことが多い。

記事を書く側からすると、

「キービジュアルを確認する」

「スクリーンショットのフォルダに移動してスクリーンショットを確認する」

「ロゴを探す」

「キャラクターのフォルダに移動してキャラクター画像を確認する」

などといった作業のたびにフォルダを開いて戻ってを繰り返すことになる。素材数がそれほど多いわけではない場合は、一つのフォルダにまとめて配置した方が使いやすいケースも少なくない。

 

■ファイル名は内容が分かるようにしてほしい

画像共有で個人的に最も気になるのがファイル名だ。

例えば、

・image001.jpg
・image002.jpg
・image003.jpg

といった連番だけのファイル名となっている。アップロードする側は内容を把握しているため問題ないかもしれない。

しかし、受け取った側はそうではない。

ダウンロード後に、

・「どれがキービジュアルだったか」
・「どれがロゴだったか」
・「主人公の画像はどれだったか」

を毎回確認する必要が出てくる。記事制作では複数案件を並行して扱うことも多いため、画像ファイルが混在するとさらに分かりにくくなる。

例えば、

・キービジュアル.jpg
・スクリーンショット1.jpg
・キャラクター1.jpg
・ロゴ.png

のように内容が分かる名前が付いているだけで、作業効率は大きく向上する。ゲーム名を付けておけばなお親切だ。

 

■「整理すること」と「使いやすいこと」は別

画像素材をきれいに整理したい気持ちはよく分かるが、整理されていることと使いやすいことは必ずしも同じではない。メディアが求めているのは、美しいフォルダ構成ではなく、必要な素材をすぐ見つけられる環境だ。PRTIMESがゲーム業界でもよく利用されているが、画像を一つのフォルダにまとめているため、メディアから見ても使いやすいためでもある。

そのため、

・画像は探しやすく配置する
・ファイル名で内容が分かるようにする
・ロゴやキービジュアルを見つけやすくする

といった点を意識するだけでも、受け取る側の負担は大きく減る。

 

■相手の作業を想像してみる

プレスリリースや画像素材を送る際に大切なのは、「送った」で終わらないことだ。

メディアはその後、

・リリースを読む
・素材を探す
・ダウンロードする
・管理する
・記事に掲載する

という工程を経る。画像共有の工夫は地味な話に思えるかもしれないが、こうした小さな配慮の積み重ねが、結果として記事制作のしやすさにつながる。素材を整理する際は、自分が管理しやすいかだけでなく、受け取る側が使いやすいかという視点も意識してみてはいかがだろうか。

 

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